授業中の「スマホ使用禁止」は教師の怠慢だ 「生徒が話を聞いて当然」は大きな勘違い

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先生がスマホで得られるコンテンツよりも、面白い授業をすればいい(写真:Graphs / PIXTA)
「肩書はいらない」と宣言し、芸人の枠から飛び出したお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏。絵本の制作、町づくり、上場会社の顧問……これまでの常識を覆し、活動領域に枠を作らず新しい仕事を次々と創り出していく彼の目に、未来はどのように映っているのか?
2016年8月に発売された書籍『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』の中から、西野氏の独特かつ斬新な哲学の一部を、紹介していく。今回が最終回。

スマホに興味を持っていかれる先生が悪い?

週に1度はYahoo!ニュースに登場し、3日に1度は炎上し、五輪の聖火ばりに燃え続けている僕には、もはやネット炎上の自覚症状などなく、「今、炎上してますね」と教えていただくこともしばしば。返事は決まって「どの案件ですか?」

出火場所は1つや2つじゃないのだ。

以前、フェイスブックに投稿した「授業中に"話を聞かないから"という理由でスマホの使用を禁止する先生はアホ」という記事も、やはりよく燃えた。

そして古くからのファンは、暖をとるように優しい目で見届けて、決して消火しようとはしない。アイツらめ。

フェイスブックに投稿した記事の内容の一部を抜粋する。

――「生徒が話を聞かなくなるから」という理由で授業中のスマホ使用を禁止している学校の時代錯誤感と怠慢っぷりがハンパねぇー。

たとえば、授業中にスマホの使用を禁止している先生の言い分が、「光ったり、音が鳴ったりすると、他人に迷惑がかかるから」だったら納得がいく。

劇場で携帯電話の電源を切ってもらっている理由はそれだ。

他人に迷惑がかからないのなら、寝てもらっても構わないし、帰ってもらっても構わない。

んでもって、授業中のスマホの話。

「他人に迷惑がかかるから」ではなくて、「生徒が話を聞かなくなるから」という言い分は、どうなの? 先生の怠慢でしかなくね? 生徒家族から大金を徴収して、スマホに興味を持っていかれる程度の話しか提供できていないコトを棚にあげちゃってるんだもん――

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