東芝、新トップが挑む“3つの課題”

田中久雄社長ロングインタビュー

東芝は6月25日付で新社長に田中久雄氏(62、前副社長)が就くとともに、西田厚聡会長(69、留任)、佐々木則夫副会長(64、前社長)の新経営体制がスタートした。副会長ポストは東芝が1949年に株式上場以来、初めて設けられた。
今回の社長交代については、25日に開かれた定時株主総会で「さまざまな報道がなされた結果、ご心配をおかけしたことについては誠に申し訳ありません」と下光秀二郎副社長が謝罪するという異様な事態になった。背景には、成長路線を目指す西田会長と、構造改革で収益基盤の強化を進めてきた佐々木副会長との対立構造が表面化し、複数のメディアで報じられたことがある。
良くも悪くも周囲の注目が集まる中での新トップ就任。田中社長は、東芝という巨艦をどう舵取りしていくのか。

――これまでどんな歩みを?

私は昭和25(1950)年生まれで、神戸生まれの神戸育ちです。学生時代は少林寺拳法をやっていて当時は2段の腕前でした。3段に挑戦する試験前の練習でケガをしてしまい、残念ながらそれ以上は進めませんでした。

大学卒業後に上京し、73年に東芝へ入社しました。調達・生産を中心に経験を積み、その間にイギリスに2回、米国2カ所、そしてフィリピンと、都合15年間余り海外駐在の経験があります。営業と開発技術は経験したことがありませんが、それ以外の部門はだいたい回っています。

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