梅佳代にしか撮れない、愛すべき日常 奇才アラーキーも認めた才能

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あと2点ほど紹介すると、これは上野駅で撮影されたもの。

『うめめ』より 2003 © KAYO UME
コインロッカーで、いったい何が起こったのか。新幹線に間に合うのか

こちらも、あるあると言いたくなる一点。

『うめめ』より 2002 © KAYO UME
犬もたいへん

「普通は被写体にならない卑近なもの、でも見る人に何か伝わるような場面を切り取ってくるところは天才的。普通はこういう写真を撮って発表しようとは思わない。これは面白いという自分の感覚を信じて、バッと出せるところがすごい」と、福士さんは彼女の魅力を語る。

高さ数メートルの巨大なプリントから、顔を近づけないとよく見えない小さなスナップ写真まで、大小さまざまな写真が並ぶ。お客さんの中心は30代の女性。一人でむっつり見るよりも、写真の前でいっしょに笑い、あれこれ話したくなる展覧会だ。気の合う人と出かけてみたい。

 

「梅佳代展 UMEKAYO」

4月13日(土)~6月23日(日)
東京オペラシティ アートギャラリー
新宿区西新宿3-20-2
TEL 03-5353-0756

11:00~19:00(金・土曜は20:00まで。入館は閉館の30分前まで)
月曜休み
一般1000円


 

仲宇佐 ゆり フリーライター

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なかうさ ゆり / Yuri Nakausa

週刊誌のカルチャーページの編集・執筆を経て、美術展、ラジオ、本などについて取材、執筆。全国の美術館と温泉をめぐり歩いている。

 

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