ミッキーマウス、ドラえもん、アンパンマン、初音ミクといった超一級のキャラクターたちが一堂に会するーー。
彼の国の遊園地の話ではない。そんな夢のような話が、LINE上では実現している。“スタンプ”としてLINEの世界で勢ぞろいしているのだ。
世界的なブランドやキャラクターが、こぞって登場する巨大プラットフォームにまで成長したLINE。LINEが描く究極の野望は、社会のインフラになること。O2O(オンライン・ツー・オフライン)は、その重要なパーツなのだ。
2013年4月、旧NHN Japanは、社名を「LINE株式会社」に商号変更した。本格的にLINEに集中し、LINEを中心とした事業展開を加速するのが目的だ。
LINEがかねてから掲げる“プラットフォーム戦略”。基本部分は、利用者同士のコミュニケーションから成り、周辺にエンターテインメントのコンテンツ、ゲーム、マーケティング、といった各プラットフォームを配する。マーケティングプラットフォームのコアな部分を担うのが、“O2O”という仕掛けだ。
“爽健美茶”と“モテキ”がコラボ
LINEでは、変化の速い時代に勝ち抜くため、あえて事業計画を作らないという。O2Oの売り上げ目標などは定めていないが、O2Oにかける期待は大きい。
「O2Oは今後、収益への貢献も非常に大きいものになっていく。LINE全体にとっても、最重要課題のひとつだ。これから、店舗や企業への営業も拡大していく」とLINEの出澤剛取締役は力を込める。
LINEの描く究極の「絵」は、利用者同士、利用者と企業、店舗など、すべてをつなぐインフラになることだ。O2Oはその実現に欠かせない重要なパーツ。LINEの描くO2Oのグランドデザインにおいて、現在はまだ1、2合目という段階だ。
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