岡崎慎司は、なぜ上司の心を掴めるのか?

「上司に信頼される」より、まず「上司を信じる」

日本代表として得点を重ねる岡崎慎司。雑草と言える彼の成功の裏には、上司に気に入られる力がある(写真:杉本哲大/アフロスポーツ)

上司に認められたい――。

そう考えるのは、一般のビジネスマンだけでなく、サッカー選手も同じだ。監督から認められなければ、試合に出ることすらできない。

だが、「認められたい」「気に入られたい」という気持ちが強くなりすぎてしまうと、本来の自分の力を出せなくなってしまうだろう。人の目を気にしすぎると、自分の基準がブレ、自信を失う要因になってしまう。

サッカー界のトップの選手は、どうやって「認められたい」という気持ちをコントロールしているのか?

今回はひとつの例として、日本代表の岡崎慎司(シュツットガルト)を取り上げたい。岡崎は朝日新聞(2013年3月26日)のインタビューでこう語った。

「僕は監督に信頼されようというふうには思わない。自分から監督を信頼する」

上司から信頼される前に、まずは自分から信頼する――。まさに発想の転換だ。信頼されようとすると、どうしても上司の目が気になってしまうが、自分から信頼すれば、すべての基準は自分の目になる。

シュツットガルトの練習場で、この言葉の真意を問うと、岡崎は力強く言った。

「人から認められたい、褒められたいっていう気持ちは、誰にでもあるじゃないですか。特に自分はメンタルが弱くて、人が言ったことをすぐに気にしてしまうところがある。でも、最終的に判断しなければいけないのは、自分ですから。人の目や発言に左右されてやっていくのは、難しいかなって思う。だから人の目を気にしないように、まずは自分から信じることから始めるんです」

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