おカネ以外に相手を喜ばす術のない二流の人
「この人、それだけカネがあるのに、ほんま、ガメツイな……」
世界中の人と一緒に働いて驚くのは、「お金持ちの中でも優秀な人に限って、おカネに非常に細かく、厳しい」ということだ。
たしかに、香港やシンガポールの大富豪の二代目、三代目の中には、子どものころから「空気と水とカネは無限大」と思っているような人もいる。
彼らは、一緒に飲みに行ったら、何十万円だろうと、何事もなかったかのようにブラックカードで明細も確認せずに支払い、おまけに「今日は一緒に来てくれてありがとう」といったありがたい言葉までかけてくれる。
しかし、そういう人は、友達として付き合うには申し分ないが、実際にはたいして仕事がデキない「二流止まり」というケースが少なくないのだ。
一方、お金持ちの中でも一流の人に限って、数十億円、数百億円の個人資産があるにもかかわらず、レストランでもホテルでも飛行機でも「必要がない」と判断したら、驚くほど最安値を追求する。
しかし、そういう「ケチな人」に限って、仕事や投資で大きく成功していることが多い。
金銭感覚も一事が万事で、おカネに対してルーズな人は、たんに「おカネの問題」だけにとどまらない「より本質的な問題」をはらんでいるのだ。
では、金銭感覚によって「デキない二流の人」のどんな欠点がバレるのか。「一流と二流の差」はどこにあるのか。
一流の人に学ぶ「おカネの使い方」とあわせて早速、解説しよう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら