30代から「薄毛」「白髪」と戦う極意
こうすれば年齢よりも若く見える

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世の男性は30代半ばあたりから、肉体的、外見的な衰えを感じ始めることが多い。ただ、「もう老いるばかり」とあきらめるのは間違いだ。服装、髪型、話し方、仕事や生活のスタイルなどを気づかうことによって、若さを演出することは十分できる。この連載では、IBM出身の恋愛コンサルタントである青木一郎氏が、頑張らずに若さを保つためのテクニックを分野別に紹介する。
ハゲという中傷もユーモアで切り返す孫社長。その器の大きさには感服します(撮影:風間仁一郎)

孫社長も若いときは……

孫正義さんといえば日本を代表する経営者、売上高3兆円を誇るソフトバンクの創業者です。その孫さんが今年1月、ツイッターに投稿した発言が巷でちょっとした話題になりました。いわく、「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」。

これは一般ユーザーから「髪の毛の後退がハゲしい」と揶揄されたことに対する反論ですが、孫さんは以前から自身の薄毛について中傷されるたびに、肯定的な発言を繰り返しているのです。例えば、「ハゲは、病気ではなく、男の主張である」とか、「いかん。“禿”で検索すると3位から2位に転落」など。

心ない誹謗にきちっと返信するだけでも尊敬してしまいますが、ユーモアでさらりと悪意をかわすあたり、孫さんの器の大きさに私は感服してしまいます。これは、「開き直り」というレベルではなく、きっと「悟りの境地」に達しているのでしょう。

しかし、その孫さんでさえ、ある対談で「この年齢になったからあきらめたけど、若いときは育毛剤を買いたかった……」と発言されています。多感な時期には人知れず悩んだということでしょうか。

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