東京6大問屋街、素人買い物の「暗黙ルール」 「自分だけの物」を探すのにはうってつけ
その5 ◎蔵前・おもちゃ問屋街
玩具・和人形・花火・装飾の問屋街。近隣には玩具メーカーも数多くあり、散策だけでも十分楽しめますが、基本的には「小売りはしない」という姿勢のお店が多く、それなりのルールが存在します。デッドストックのオモチャばかりを扱う小さな問屋も数軒あり、タイムスリップしたような気持ちが味わえます。
<一般購入の難易度>
★★★ ⇒ 一定のロット数なら購入できる
「小売りはしない」という姿勢でありながらも、一定のロット数であれば、一般消費者でも購入できるお店が大半です。また、デッドストックのオモチャ問屋では、商品そのものが1点モノだったりするので、こちらは1個単位で購入することが出来ます。
<購入のルールとコツ>
「商品で遊んじゃうから」という理由から、どのお店も原則的に子どもは入店不可。保護者同伴であってもダメという点に注意しましょう。
原則的に「素人さんお断り」の街も
その6 ◎馬喰町問屋街・横山町問屋街
「日本最大の現金問屋街」として知られ、東京の中心にあるにも関わらず、一般的には馴染みの浅い馬喰町問屋街・横山町問屋街。2つの問屋街は隣合わせにあり、大半は衣料品、バッグなどを取り扱っています。難点は、9割がたのお店が一般消費者への小売りを行っていないこと。ただし、年に二回、地元が主催する「大江戸問屋祭り」では、一般消費者に小売りをする目的で、毎回1万人以上の人が来場するそうです。
<一般購入の難易度>
★★★★★ ⇒ 原則的に素人さんお断り
プロ向けの店ばかりで、一定のロット数の商品を買うことが基本という敷居激高の街です。また、たとえ一定のロット数であっても、店ごとに独自のルールも存在し、「入店カード(取引先である証)」「他問屋との取り引き伝票」がないと、売ってくれない場合もあります。ただし、店頭のワゴンなどではサンプル、アウトレット、端数の商品が単品として数百円から叩き売られていることがあり、コツを掴めば購入することが出来ます。