おじさんのスーツは、なぜ”ダボダボ”か?

バブル時代を引きずる40~50代のオヤジたち

スタイルをよく見せるコツ

“だぼっ”とした、おじさんくさいシルエットを一新するための有効な手段が「スリムフィット」です。スリムフィットとは「スリムな人向け」という意味ではなく、旧来の製品より体のフィット感を重視する製品の総称です。見た目がすっきりして、スタイルがよく見えるのが特長です。

ここで、スリムフィットが視覚に与える影響についてお話しましょう。スリムフィットは旧来の製品に比べて胸回りで5%パーセント、腰回りで8%サイズダウンしています(某メーカーでの比較値)。8%というと、ウェスト85センチが79センチに。79センチが73センチになるので、おおよそLサイズからMサイズ、MサイズがSサイズに横幅が絞られます。

この結果、縦の長さがより強調されるため、細長で縦長に見えるようになり、スタイルがよく見えるのです。これは目が錯覚を起こす「錯視」と呼ばれる効果です。

(青木一郎『本当のモテ期は40歳から』メディアファクトリー新書より)

もう1点、スリムフィットは錯視効果を出すために「くびれ」を取り入れています。「くびれ」というと女性が強調するものと受け取られますが、スタイリングに関しては男性にとっても重要なポイントです。

人は「くびれ」を見ると、そこが上半身と下半身との転換点と認識します。スリムフィットタイプのシャツやジャケットは横腹の部分を絞り「くびれ」を作ることで錯視効果を引き起こし、実態より脚を長く見せているのです。

もうひとつ脚長効果がある方法を紹介しましょう。それは「クリース」を真っすぐに伸ばすというもの。「クリース」とはパンツの折り目のこと。これを一直線に伸ばすと縦長の線が強調されて脚が長く見えます。逆にパンツが長すぎて折り目がよろよろと蛇行していると脚が短く見えてしまうのです。

「クリース」を一直線に伸ばすためにはパンツの裾のカットを短めにします。ここに「スリムフィット」の錯視効果が加わるとさらに脚長に見えます。

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