7位は5社。JTBグループでは、「学生の本質を知ろうとした質問が多く感じた。緊張しているところ、笑わせて面接しやすいように考慮していただけた」と好印象を残した。なかには「断トツで印象が良かった。面接官が笑顔でしっかり話を聞いてくれた。他社と引き離してどこよりも良い対応だった」と絶讃するコメントもあったほどだ。
同7位の全日本空輸(ANA)に対しては「役員クラスだと偉そうにしているのが大体なのだが、ここは全くの逆であった。緊張していた自分をほぐしてくれたので、とても話しやすかった」と役員クラスの面接官も評価が高かった。
同じく7位の日本郵政グループに対しては、「聞きたい項目が明確であり、また聞き取りだけでなくコミュニケーションを図ろうという姿勢が強く感じられた」。ほかにも穏やか、優しい、聞き出しやすい雰囲気、という声が上がった。
三菱商事は「1次面接から最終面接まで、社員2:学生1(面接官2名の個人面接)の手厚い面接」だったという。しかも「対応が丁寧、対話を重視していた」「しっかり見てくれる誠実な対応」と、手厚さと丁寧さが学生の心を掴んだ。
日本航空(JAL)は、「応募は莫大な数であるにも関わらず、学生一人ひとりを大切にして下さる姿勢が伝わってきた」「一人ひとりの目を見て対応していた」と、個々の学生を大切にする姿勢が評価されている。
「答えたくなければ答えなくてもいい」
トップ10以外の企業で特徴的なコメントを紹介しよう。
アクセンチュア(12位):「質問が分かりやすく、こちらからも質問の意図が掴みやすかった。高圧的な面接官が一人もおらず、普段の学生を引き出そうとしていた」
日本生命保険(16位):「答えたくない質問には答えなくていいと言ってもらえた。面接官の方の質問が分かりやすかったので答えやすかった」
NECソリューションイノベータ:「役員面接の時、会社の良いところと悪いところをはっきりとお話ししてくださり、その上でどんな人材になって欲しいか教えていただいた」
コクヨ:「厳しい質問も多かったが、その都度就職について深く考えるきっかけになった。一方的なインタビューでなく、対話ができた」
日清食品:「一次面接の内容を、二次面接の面接官の方がほとんど知っていた。それだけでなく、他の人事の方も通過者の個性を把握していた。情報共有がしっかりされていた」
ロッテ:「手書きのES(エントリーシート)が非常に大変だったが、面接でとても深く読み込んで下さっていたのが分かった」
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