本当に強いチームはPDCAの徹底を妥協しない 元パナソニック役員が導いた甲子園への道
いよいよ8月7日から第98回全国高等学校野球選手権大会が始まります。長かった地方予選を経て、夏の風物詩ともいえる「甲子園」が幕を開けるワケです。
今大会で密かに話題となっているのは、ある高校が出場することです。パナソニックで役員を務めた鍛治舎巧(かじしゃ・たくみ)さんが2014年から監督を務め、春のセンバツでもベスト4に進出した熊本県代表の「秀岳館高校」。鍛治舎監督は松下電器(現パナソニック)野球部の選手・監督として活躍し、元NHK高校野球解説者を務めた人物。大阪のボーイズリーグの名門「オール枚方ボーイズ」において中学校の硬式野球史上初となる“5冠”に導いた名将でもあります。
秀岳館高校は2001年に夏の甲子園へ出場しましたが、2003年の春のセンバツに選ばれた以外はしばらく甲子園から遠ざかっていました。鍛冶舎監督は就任2年で15年ぶりに夏の甲子園へ同校を導いたことになります。秀岳館高校にはいわゆる野球留学で、オール枚方ボーイズ出身の選手も多いため「熊本のチームとは呼べないのでは」と批判の対象になることもあるのですが、私はそんなことよりも鍛治舎監督が「元・上場企業役員」であり、「PDCAサイクル」を野球指導に取り入れている点に注目しています。
選手の目標達成のためにPDCAサイクルを導入
私は、WEBマーケターとしてクライアント先のWEBサイト改善や、マーケティング施策を推進していく際、「PDCAサイクルをしっかり回すこと」を非常に重視しています。そうしなければビジネスも企業も成長していかないからです。そして、秀岳館高校がこのサイクルを実践していると聞き、「それは強いはずだ!」と膝を打った次第です。
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