ソロス氏、ポンド安見込んだ投機取引せず 英国民投票前には、ポンドを買っていた
[ロンドン 27日 ロイター] - 米著名投資家のジョージ・ソロス氏は、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票の直前に、ポンド安を見込んだ投機取引は行っていなかった。同氏のスポークスマンが明らかにした。
同スポークスマンは「ソロス氏は、英国にEUにとどまるよう促す一方で、ポンド安を見込んだ投機は行っていない」と述べ「実際には、国民投票に向けポンドをロングにしていた」と明らかにした。
その上で、「ただ、世界市場全般については弱気だったことから、他の投資では利益を上げた」と語った。
同氏は1992年にポンド売りを仕掛け、相場を大幅に下落させた実績がある。今回の英国民投票に先駆け英紙ガーディアンへの寄稿で、EU離脱が決まればポンドが急落し、1992年9月のいわゆる「ブラック・ウェンズデー」を上回るような大混乱が起きると警告していた。
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