提案力を徹底比較! ケース別・おススメ生命保険◆50代編(全4ケース)

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ケース16◆50代前半【51歳・男・既婚】
子どもは独立、住宅ローンも完済

住宅ローンも完済、次男も今年就職で独立し、やっと肩の荷が降りた51歳男性。妻のパート収入と合わせると年収は960万円。長年の不摂生がたたったか、痛風で服薬中。預貯金は600万円程度にもかかわらず、毎月の貯蓄目標は6万円で老後資金にはやや不安がある。しかも目下の楽しみは夫婦での海外旅行だ。

「まず老後資金を増やさないと」と、FPの和泉昭子氏と井上信一氏は口をそろえる。「ローン完済で子どもが独立しているのに貯蓄が月6万円では、生活費推定額が月59万円となる。これをベースにすると、老後資金も大幅に不足する。まず貯蓄を増やす(生活費を削減する)ことで、老後資金不足は大幅に改善される」と井上氏。

和泉氏も「課題は老後資金を貯めることと、長生きのリスクに備えること。妻がパートの場合、世帯の年金額はそれほど多くならないため、これから保険に加入するとしても、保険料負担を極力抑える工夫が必要」。ならば三井住友海上きらめきのような大型の死亡保障は不要か。

「病気やケガに対する備えは社会保障で約50%程度カバーできるので、入院日額5000円程度の医療保険で突発的な医療費支出に備えたい」と井上氏。「医療保障が欲しい場合は、通常の保険に入れるならアフラックのEVER、標準体が難しければ損保ジャパンひまわりの限定告知型(明治安田、太陽などは更新型のため将来保険料がアップ)で、最低限の医療保障を準備するのも一法」と和泉氏は見る。井上氏もほぼ同意見だ。

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