時は今?手仕舞い売りの時期に悩む 上昇相場はいったん終了か

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13年は相場格言通りチャンスの年になりそう

来年は「巳年」だ。相場格言で「辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる」とある。

また、「戌亥の借金、辰己で返せ」という格言もあり、戌亥の年は底値になりやすく、辰巳の年は天井になりやすいという経験則からでた格言であるが、13年は相場格言通りチャンスの年となりそうだ。

個人的に、手持ちの運用資金は、全て株式へ投資しており、フルポジション状態。急上昇に途中下車することなく、今日までついて来られた。今年は「株を枕に年越し」かな。

【12月31日】13時半、コロワイド(7616)の店舗で株主優待を使って注文していたおせち(豪華三段重、2万円)が、クロネコヤマト便で届いた。

昨年は1万円のおせちを頼んだが、今年は優待券の有効期限が今日までの分が沢山あって使い切れない恐れがあったので、早めに使った。1万円のは1段だったので、価格は2倍であるが2万円の方が満足度は高い。

伝票には「1729/7770」とあり、これは注文の個数のようだ。未確認だが、1個2万円で7770個だとすると1億5540万円となる。他に1万円のおせちや、オプションで九州産黒毛和牛スライス(900g)、タラバ(800g)とズワイ(1.5kg)の豪快セットも各1万円で、友達の伝票には19426とあったそうなので、約2億円の売上げとなっているかもしれない。

【1月3日】NYダウは、「財政の崖」問題回避で308ドル高の1万3412ドルと大幅高。2カ月半ぶりの高値となった。明日の大発会も大幅高確定だ。

日本取引所グループも発足。今年は相場格言通り、辰巳天井か?

【1月4日】2013年、大発会。昨年12月28日の大納会以来、1週間ぶりの取引再開。日経平均は292円高の1万0688円と大幅高。

17時15分、1ドル88円18銭、1ユーロ114円75銭と2年5カ月ぶりの安値となった。株式相場は、かなり急ピッチで上昇しており、いつ下がってもおかしくない状況だ。だが、まだまだPBR(株価純資産倍率)1倍割れの銘柄も多く割安と判断することもできる。今のところ、この上昇相場に乗れているが、どこで手仕舞いし利益確定するかが、大変難しくなって来た(贅沢な悩み)。

内田 衛 カリスマ投資家

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うちだ まもる / Mamoru Uchida

個人投資家。高校時代から株の取引を開始。平成バブル崩壊で多額の借金を背負うが、自力で全額返済して大復活。大学卒業後、大手生保勤務後、フリーに。FP資格を持つ。現在の運用資金は3億円以上。株式投資では中長期、低位株投資が基本。株式のほかに、株の利益で収益不動産投資も行う。2007年8月からは『オール投資』(現在休刊)で5年以上にわたり投資日記を連載、大人気を博す。

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