「楽器」の真実をどれぐらい知っていますか

ピアノの鍵盤はなぜ88鍵?

あなたはどのぐらい楽器のことを知っていますか?(写真 :Shadowman / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「楽器」。たとえ音楽が趣味でない人でも、義務教育の時代にハーモニカや縦笛ぐらいは持っていたことがあるだろう。あなたはどのぐらい楽器のことを知っていますか。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

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01. 「楽器」とは、音楽を奏でるために使用される音の出る器具。一般的には音を出すために作られたものをいう

02. 打楽器、管楽器、弦楽器、鍵盤楽器などがあり、発音原理から気鳴・体鳴・膜鳴・弦鳴・電鳴楽器とも分類

03. 楽器の起源は明らかではないが、動作の単純さから体の一部やものを叩くことが最も原始的な形といえる

04. 音楽は同時多発的に生まれ、原始的な楽器の分布は世界中に見られるが、特に太鼓、笛はほぼどこにでもある

05. 最も古い笛として議論されているのは、古生物学者イヴァン・テュルクがスロベニアの洞窟で発見したもの

06. この「ネアンデルタール人の笛」は43000年前の中期旧石器時代まで遡ると考えられている

07. 素材は中空になった子アナグマの大腿骨でいくつかの穴も見られるが、純粋に楽器なのか議論が続いている

最古の笛はドイツで発見された骨の笛

08. 現在、確実に最古の笛と認められているのはドイツ・ウルム近郊の洞窟で発見された骨の笛である

09. これは約36000年前のもので、現生人類が使用していたと考えられている

10. 木製の最古の笛は、2004年アイルランド・グレイストーンで発見されたもので素材は「イチイの木」だった

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11. この笛は長さ30~50㎝で先の方が細くなっているが、指で押さえるための穴はなかった

12. しかし6本まとめて出土されたことから、紐で一つにまとめられた状態だった可能性も考えられている

13. 古代以前の人々にとって、音楽は魔的な力があるものであり、呪術や医療などにも使用された

14. 紀元前4000年頃メソポタミアで世界最初に文化的生活を営んだとされるスメル人は音楽にも親しんでいた

15. ペルシャ湾に近いウルという町の遺跡には石板に彫られた太鼓や角笛、ハープの存在が明確に見て取れる

16. その西南アジアの楽器文化がエジプト、アッシリア、バビロニア、アラビア、インド、中国へと伝わっていく

17. 東洋の楽器文化を西洋に広めたのは、欧州文明の源といわれた古代ギリシャ人であったといわれている

18. 当時ギリシャで最も愛好されたのは7本弦のついた竪琴のような「リラ」と呼ばれる楽器

19. リラには〈マーキュリーがナイル川の岸で見つけた亀の甲に弦を張って作った〉など数々の伝説が残っている

20. その後、ローマにおいても楽器製作が行われ、当時の栄華そのままに次第に金属製の楽器が好まれていく

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