Twitterがいつの間にか変わっていた

ソーシャルから”マス”へ

最近、昔は良かったと思うことが増えてきてしまった。筆者が取材対象としているIT業界は、若さのパワーで未来に向かって走るべき世界であり、昔を懐かしむ行為は老害以外のなんでもない。でもやっぱり、昔は良かったと感じてしまうのだ。仕方ないじゃないか。

今やサバンナ状態?変わりゆくTwitter慕情

と開き直ったところで、「Twitterも昔は良かった」という話をしたい。というか、最近のTwitterが殺伐としすぎている。猛獣だらけの草原みたいで、無防備に歩いていたら食いちぎられそうで怖い。

特に今年は、有名人Twitter関連の問題が取りざたされることが多い。「有名人のTwitterに批判が届き、応対しているうちに炎上した」「誹謗中傷に耐えかねて、芸能人がTwitterをやめた」といった話を、この10月だけでも何度も聞いた。

お笑いコンビ・ドランクドラゴンの鈴木拓さんとトータルテンボスの藤田憲右さんはそれぞれ、出演したテレビ番組での態度についてTwitterで粘着的に批判・中傷され、「2ちゃんねる」などにも飛び火して炎上状態になり、Twitterを閉鎖。歌手のmisonoさんは、週刊誌の交際報道を「売名行為」とののしられ、本人によるツイートを休止した。

有名人のTwitterが炎上するケースは、それ以前にもたびたびあったが、「Twitter上の」発言がきっかけとなるケースが多かったと思う。だが最近は、Twitter上の発言そのものではなく、テレビ番組などマスメディアの内容についてのクレームを、Twitterの芸能人アカウントにぶつける人が多いような気がする。鈴木さん、藤田さんのケースはそうだし、misonoさんも、Twitter上の発言ではなく、週刊誌で報じられた交際報道が火種だった。

「炎上しなかった」Twitter

ほんの3年前まで、Twitterは全然違うものだった。マスメディアとは違う生態系が動いていたし、芸能人は炎上どころか、無限にチヤホヤされる存在だった。筆者もチヤホヤされたくてTwitterを始めたぐらいだ。

「フォローされたい! リスト入りたい! 愛されたい! IT戦士です! 岡田有花です!」

筆者がTwitterにこんなことを書き、フォロワー数を荒稼ぎした2009年秋のあの日が、昨日のことのように思い出される。

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