給与が減ったと思ったら「この表」を見よ! 4~6月に働きすぎると給与手取りが減る?

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意外と知らない給与明細のナゾに迫ります!(写真:toshi / PIXTA)

1月に昇進してチームリーダーになった30代のAさん。「給与が上がった!」と喜んでいたら、その4か月後、思わぬショックが訪れました。5月に配布された給与明細を見て愕然……。

「あれ?手取りが減ってる!?」

がっかりしたその原因は、社会保険料の控除でした。

労働者の誰もが毎月もらう給与明細。見ると健康保険料や所得税などいろいろ控除される項目が多く、なぜか切ない気持ちになってしまいますよね。そこで今回は、わかっているようで意外に知らない、よく考えればナゾだらけ、皆さんの給与から当たり前に控除されている社会保険料について、3つにポイントを絞って解き明かしてみます。

キーワードは「ひょうげつ」

社会保険料とは、健康保険料、厚生年金保険料、介護保険料(40歳以上65歳未満の方のみ)、雇用保険料のことです。

その社会保険料を理解するために、とっても重要なのが『標準報酬月額』(以下、『標月(ひょうげつ)』)。聞いたことがない人も多いかもしれませんが、実はこれが給与や、先々の年金まで大きく左右しているのです。

いったい『標月』とは何なのか?これは社会保険の事務処理を簡略するために考えられた仕組みです。以下ざっくり見ていきましょう。

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