フェイスブックが狙うスマホの次に来る技術

なぜそこまで安価なネット接続にこだわる?

4月12日に開催された開発者向け会議でプレゼンをするマーク・ザッカーバーグCEO (写真:Jim Wilson/The New York Times)

フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグは、明確なビジョンを持っている。それは、現在16億人にのぼるフェイスブックのユーザー数を、3倍にすることだ。

ユーザー数3倍増のために必要なこと

だが、この規模に到達するためには、テレコミュニケーション・ネットワークを変革して、インターネット接続をより安価にする方法を見つけ出さなければならない。というのも、フェイスブックのユーザー予備群の多くは開発途上国の人たちだからだ。

ネットワーク向けの機器をつくっている企業にとっては、これは悪い知らせかもしれない。シスコシステムズなどシリコンバレーの大企業にとっても、またネットワークのさまざまな部分をつなぐパーツをつくる小さなメーカーにとっても、好ましくない傾向であろう。

テクノロジー企業には「圧力がかかるだろうし、合併も起こるだろう」と話すのはアクシャイ・シャルマ。ICT(情報通信技術)アドバイザリー会社、ガートナーのリサーチ・ディレクターだ。「ハードウェア・メーカーなら、人員を数千人規模から10人程度に、多くても100人くらいに減らさなければならなくなるかもしれない」。

ザッカーバーグの壮大なビジョンが実現されるまでには、まだ何年もかかるだろう。しかし、彼がインターネットに安価に接続する方法を編み出したら、テクノロジー業界の経済を静かに覆すことになるはずだ。彼は以前にもそれを行ってきた。

フェイスブックは、人々がインターネット上で友人と交流する方法を変えた。しかし、テクノロジー業界以外ではあまり理解されていないことがある。それは、従来型のテクノロジー企業がつくる製品に高いおカネを払いたがらない企業が増えている中で、フェイスブックがどのようにしてその代表格とも言える企業になったか、ということだ。

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