中国で日系企業が悲鳴 デモに続き不買広がる

拡大
縮小

危機は繰り返す

この問題は時間が解決してくれるような性質のものではない。一時的に対立関係が緩和されても、盧溝橋事件(7月7日)や柳条湖事件(9月19日)など戦争の記憶がよみがえる夏から秋にかけて、毎年のように同じような事態が繰り返す可能性がある。

これまで日本企業にとって、中国はリスクはあっても十分儲かる市場だった(上棒グラフ)。だが、政治と外交に由来するリスクがここまで大きくなると、企業は中国での中長期の計画を立てることができない。 

  

関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT