苦境のコンパクトデジカメ市場

ニコン“スマホ対抗機”でテコ入れなるか

苦境のコンパクトデジカメ市場、ニコンスマホ対抗機でテコ入れなるか

「iPhone5」の登場で一段と活気づくスマートフォン市場。ここ最近の急速なスマホの普及に苦しんでいるのが、コンパクトデジタルカメラである。

民間調査会社のテクノ・システム・リサーチが8月に発表した最新予想によると、2012年度のコンパクトデジカメの総生産台数は前年比16.4%減の9676万台まで落ち込む見通し。一昔前なら写真は現像して個人で楽しむぐらいしかなかったが、今やフェイスブックなどSNS上に画像をアップロードして共有するという新しい楽しみ方も広がっている。一定程度の性能を持ったカメラを搭載したスマホが1台あれば十分、と考えるユーザーも少なくないようだ。

コンパクトデジカメ市場はこのまま縮んでいくのか--。この流れを食い止めようとカメラ大手のニコンが”スマホ対抗機”を投入する。来週9月27日に発売する新型コンパクトデジカメ「クールピクスS800C」だ。

クールピクスS800Cは、無線LAN(Wi−Fi)対応の通信機能を持ち、米グーグル社のOS「アンドロイド2.3」を搭載する。10倍ズームレンズで撮影した高画質な写真をインターネットに接続してツイッターやフェイスブックなどSNSに簡単にアップロードできるのが特長だ。ニコンが展開する写真共有・保存のクラウドサービス「マイ・ピクチャー・タウン」も活用できる。販売価格は4万8000円で、当初は月産2万5000台を計画している。

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