ランドセルの真実をどれだけ知っていますか 思わず人に話したくなる蘊蓄100章

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41. ドイツではランシェンという手提げ兼背負いの横長バッグが一般的で、主に男子は青や茶、女子は赤を使う

42. 中国では書包(ツーパオ)と呼ばれる肩掛け式のバッグが通学鞄。素材は布や皮革など

43. 米国、カナダなどでは決まったスタイルの通学鞄がなく、それぞれ好みのバッグや手ぶらで通学している

メキシコでは教科書をそのまま持って登校する

44. メキシコでは通学に鞄を使わず、教科書をそのまま持って登校するスタイルが一般的

45. 2009年のクラレの調査によると、ランドセル購入価格の平均は3万4200円。男児は3万800円、女児は3万7600円

46. ランドセルを購入した店は、量販店がもっとも多く43.2%、百貨店23.5%、インターネット11.2%、鞄専門店7.3%

47. 購入したランドセルの色は、男児は約58%が黒、青系15.5%、紺系14.5%、緑系6%、茶系4%

女の子にはピンクのランドセルが人気だ(写真 :hanapon1002 / PIXTA)

48. 女児の購入したランドセルの色は、ピンク系50%、赤系27.5%、青系13%、茶系7%

49. ランドセルを選んだのは本人57.8%、母25.7%、祖父母8.5%、父5.7%

50. 2011年は子役で人気の芦田愛菜がCMで着用していた茶色のランドセルが流行

51. 3万5000円のランドセルを年間200日、6年間使い続けた場合、1日当たり約30円

52. ランドセル市場の規模は年間300億円弱といわれる

53. 毎年、1000種類を超えるランドセルが発売される

54. ランドセルが売れるピークは12月。ただしここ数年は10~11月にピークが前倒しになっている

55. 近年、お盆に祖父母が購入するケースが増えているためランドセル商戦は早まる傾向にあり夏から本格化する

56. 人気の「フィットちゃん」とは機能のひとつ。肩ベルトが体型に合わせてフィットし肩への負担を軽減させる仕組みをもつ背カン(肩ベルトの取付け金具)のこと

57. 現在人気商品となっているのはこの機能を搭載したハシモト「フィットちゃんランドセル」、セイバン「天使のはね」、協和の「ふわりぃ」、イオンの「かるすぽ」

58. 2003年発売のセイバンの大ヒット商品「天使のはね」は、肩に負担が集中しがちだった従来品の欠点を改良し、肩ベルトの付け根部分を工夫したもの

59. 現在はセイバンがランドセルの国内シェア約50%を占めている

60. 「天使のはね」のなかでもハートの刺繍や型抜きなどの装飾が施されているラブピシリーズが大人気

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