精神論ぬきの電力入門 澤昭裕著

精神論ぬきの電力入門 澤昭裕著

大震災以来、にわかにクローズアップされた電力問題。エネルギー政策や温暖化対策に携わってきた政策研究者の著者は、脱原発論、原発推進論共に現実的・建設的議論をせず、感情論ばかりが先行していることを憂える。そして、今後も電力を使い続ける以上、もっと現実的な立場からの議論が必要だと考える。

電力問題の現状と論点を整理したうえで、再生可能エネルギーはどこまで期待できるのか、電気料金はどうなるのか、電力会社はこのままでいいのか、など山積みの検討課題を客観的なデータを積み上げながら丁寧に解説する。

ちなみに、資源の乏しい日本は、原子力をエネルギー源の一つとして保有すべきだとするのが、著者の立場である。

新潮新書 735円

  

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
日銀総裁 黒田東彦<br>知将の誤算

知を何よりも重んじる「主知の人」黒田・日銀総裁。自らの知見を結集した「異次元緩和」の挑戦は誤算の連続。それでもなお、2%の物価上昇率への執心は変わらない。人間・黒田を追う。