iPhoneロック解除の「裏技」は隠し切れない

FBIが隠し通すことはできない

FBIはロック解除方法を秘密にし続けることはできそうにない。写真は北京で2月撮影(2016年 ロイター/Damir Sagolj)

[4月2日サンフランシスコ(ロイター)] -アップルの上級エンジニアや外部の専門家によるとiPhone 5cのロックを破ったFBIの手法をずっと秘密にしておくことは出来そうもない。

一旦弱点が暴露されれば、アップルが暗号の穴を塞ぐことは可能なはずで、iPhoneを失くすとハッカーの攻撃を受けやすくなると心配しているユーザーを安心させるだろう。

アップルは欠陥を修正する

アップルが欠陥を修正すれば、ユーザーにそのことを公表すると見られ、それによってセキュリティホールをめぐる論争が激しくなるはずだ。通常この手の議論は公表によって激しさを増す。

連邦捜査局は先週サン・バーナディーノの銃撃犯の一人が持っていたiPhoneのロックを解除するようアップルに義務付ける裁判所命令を取り下げた。匿名の協力者から殺人犯の秘密のパスコードを回避する方法の提供を受けたとのことだ。

ニューヨークでアップルの協力を求めて同様の裁判を政府が起こした場合、裁判所がFBIに今回の新しい方法の開示を要求する可能性がある。
たとえ政府が法廷闘争から手を引いたとしても、犯罪捜査でFBIにiPhoneのロック解除の協力を要請する国家機関や地方自治体の数が増えれば、FBIがその手法を公開せざるを得ない可能性が高まる。そうなれば、弁護人はその解除方法によって得られる情報が正しいものなのかを確かめるため、関係する専門家を反対尋問するだろう。

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