楽天がコボ新機種、電子書籍市場は超激戦に アマゾン・アップルに対抗
楽天は11日1日、カナダの子会社コボを通じ、新しい電子書籍専用端末2機種を日本市場に投入すると発表した。同機種は9月6日に海外向けの発売が発表されており、カナダ、オーストラリア、フランスなど7カ国では、10月1日から発売を開始している。
日本では第1弾として、11月1日からフロントライト機能付きの「kobo glo(コボグロー)」の予約受付を始め、同15日から7980円で発売する。第2弾である手のひらサイズの「kobo mini(コボミニ)」は、12月中旬に6980円で発売を予定する。予約開始日は決まっていない。
7月に発売したスタンダードタイプの「kobo touch(コボタッチ)」は、11月1日から、価格を従来から1000円引き下げ6980円とする。これら2機種に加え、アンドロイド4.0を搭載したタブレット端末「kobo ark(コボアーク)」も近日発売する。
また、デバイスのラインナップ充実と同時に、7月19日の「kobo touch」発売と同日に開設した電子書籍ストア「koboイーブックストア」のスマートフォン向けアプリのダウンロードも始める。アンドロイドアプリは年内、iOSアプリは「kobo ark」と同じく詳細を明らかにせず、近日中に対応をするとした。
11月1日に東京都内で開かれた会見で三木谷浩史会長兼社長は、「デバイスのラインナップ、アプリの充実は、日本の全ての方に電子ブックを届けたい、より読書を楽しんでもらいたいという思いから来ている」と熱意を語った。