スバル「WRX」は、雪道でもこんなにスゴい

4タイプの4輪駆動もトコトン乗り比べた

スバルという自動車メーカーの質実剛健さを、そのままクルマの形にしたよう(写真は『WRX』)

富士重工業(社名ブランド「スバル」)といえば、群馬県太田市に企業城下町を持つことで知られる。元旦の「ニューイヤー駅伝」でも舞台になる場所だ。これは日本で8社ある乗用車メーカーの主力生産拠点を比べると最北に位置する。その誇りは寒冷地仕様の設定が標準だったり、世界中で売られているスバル車の94%が4WD(4輪駆動車、スバルはAWDと呼んでおり、以下はAWDと記す)だったり、といったことからも伝わってくる。

私事で恐縮ながら筆者はスバルのお膝元で生まれて、群馬大学に進学した。「超」が付くスバルの地元で育ったこともあって、今でもスバル車への信頼は絶大だ。朝晩の冷え込みが厳しく、霜柱が立つ(気温が氷点下に下がると、土の中の水分が凍って、柱のように霜が立つ)ような日でも、スバルのクルマはちゃんとエンジンがかかり、四駆(4輪駆動)の特性を生かして山道でも安心して走れたという記憶がある。

ドライバビリティの高さが真骨頂

もちろん、現代のスバルにもその遺伝子は受け継がれている。今でも、スバル車に乗るたびに、ドライバーの操作に対して素直に応答し、いざというときにでも安定して操れることに感心する。

個人的な体験はさておき、スバルが久しぶりに雪上試乗会を開くと聞いて、一も二もなく駆けつけた。最近は、アメリカでの成功ばかりがスポットを浴びているけれど、やっぱりスバルは質実剛健、雪上という厳しい状況での走破性の高さ、ひいてはそこから来るドライバビリティの高さが真骨頂である。

一時は「四駆(ヨンク)のデパート」と呼ばれるまでにありとあらゆるAWDシステムを作っていたスバルだが、現在は4つのシステムに絞っている。

1)「レガシィ」や「インプレッサ」などの主軸モデルの搭載されるアクティブトルクスプリット方式

2)「レヴォーグ」の上級モデルや「WRX S4」などに搭載される不等&可変トルク配分電子制御AWD(VTD-AWD)

3)看板モデルの「WRX STi」に積まれるドライバーズ・コントロール・センターデフ(DCCD)方式

4)「インプレッサ」や「フォレスター」に搭載されるビスカスLSD式センターデフ方式に分類される。

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