カリフォルニア超高速鉄道、実現へ向け一歩前進--資金集め、環境問題…全通までには曲折も


 米カリフォルニアを縦断する高速鉄道の建設が、実現に向け一歩を踏み出した。カリフォルニア州では昨年11月、高速鉄道実現のための99億ドルの州債券発行を有権者が承認した。
 
 この債券は、サンフランシスコ、フレズノ、アナハイム、ロサンゼルスを繋ぐ全長約1280キロメートルの弾丸列車計画の資金に使われる。実現すれば2時間40分で、サンフランシスコ、ロサンゼルス間を往来できようになる。(→計画路線図/カリフォルニア高速鉄道局委員会)

「サウスウエスト航空などの格安航空会社と競合するため、運賃は片道60ドル前後になるのでは」と、カリフォルニア高速鉄道に詳しい人物は分析する。現在、アムトラックでは路線にもよるが、約9時間から12時間かかる。

州の債券発行以外に、オバマ政権は全米の高速鉄道に80億ドル以上を投資する方針で、そのうち、カリフォルニア州がどの程度資金を引っ張れるかもカギだ。現在、カリフォルニア、フロリダ、ミズーリーなどが80億ドルの連邦政府資金をめぐって争っており、8月には結果が出る予定。

来2010年に任期を終えるシュワルツェネッガー州知事は「高速鉄道はカリフォルニアに途方もない利益をもたらす」と、成果を残すべく意気込んでいる。カリフォルニア高速鉄道局委員会のクエンティン・コップ委員長は、鉄道実現の暁には、「2010年から2020年の約10年間に鉄道工事関連で15万人の雇用が生み出される見込み」と語る。

ところで、カリフォルニア州の住人は高速鉄道に関し、どのような意見を持っているのだろうか。サンフランシスコ、サンノゼ、ロサンゼルスで、人々の声を拾ってみた。


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