ブリヂストン「疲れにくいタイヤ」の秘密

プレイズブランドで渾身の新商品を投入

1月8日に行われた発表会には、CMに出演する女優の綾瀬はるかさんも登場した

ブリヂストンが消えていたブランドを7年ぶりに復活させる。2009年から新製品の投入が途絶えていた「Playz(プレイズ)」。ブリヂストン関係者も「販売をやめたのはいつだったっけ・・・」と話すほどだ。

2月1日に「プレイズ」ブランドで投入される新商品のコンセプトは「疲れにくい」タイヤ。運転中に無意識に溜まっていく疲れを低減することで、安全性能の向上につながる、というものだ。

昨年末以降、ブリヂストンは大物投資家のカール・アイカーン氏と米国のペップボーイズ社をめぐって買収合戦を繰り広げてきた。昨年10月の買収合意時に1株15ドルとした公開買い付け価格は、アイカーン氏によってつり上げられた。ブリヂストンも追随し、12月24日には17ドルを提案したが、同28日にアイカーン氏が18.5ドルで再提案したことで、買収を断念している。

買収は断念という結果に終わったが、今回の新商品にはさまざまな工夫が盛り込まれている。屈辱をバネに、ヒットさせることができるのか。

運転で蓄積されるストレスを低減

これまでブリヂストンは、タイヤの安全性能を向上させるために、直進安定性、ドライ性能、ウェット性能、低燃費、ライフ(寿命)、静粛性、乗り心地といった7項目を追求してきた。

ただ、実際に運転するのはドライバーである「人」だ。そこで、人が運転中に感じる身体的負担や心理的負担に注目し、負担を軽減することで安全性の向上を狙ったのが、新しいプレイズシリーズというわけだ。

「旧プレイズ」は2005年2月に投入されたブランド。ブリヂストンにおける立ち位置は、「スポーツとコンフォート(快適性)の中間、価格帯はスタンダード」というものだった。

ただ、その後は低燃費タイヤの「エコピア」が同一のポジションで大きく成長したことから、第2世代のプレイズ(09年2月投入)以降は存在感が薄れていった。そこで、今回は「従来の商品設計と異なる新しい価値を目指す」(真鍋利明ブリヂストンタイヤジャパン社長)として、新商品を投入している。

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