アメリカの投球ガイドライン「Pitch Smart」を甲子園の本戦に適用した場合の投球制限試算
ピッチスマート(Pitch Smart)とは、2014年にメジャーリーグが医師などの専門家の意見も取り入れ発表した、アメリカにおける投球制限のガイドラインだ。
投球数や休養日などの制限が2〜3歳ごとに細かく分かれており、15〜18歳向けなら「12カ月の間に100イニング以上投げてはならない」「投球数にかかわらず、同じピッチャーが3日以上連続で登板してはいけない」といった具体的なものから「その他の疲労の兆候を見逃さないようにする」といった指針まで網羅されている。
今回は「甲子園投手がどれだけ過剰な投球をしているか」を試算するため、このピッチスマートから「1日あたりの投球数」および「休養日(登板間隔)」の制限を抜粋し、過去の主要な甲子園投手に適用。1枚のインフォグラフィックにまとめた。
制作:荻原 和樹(東洋経済オンライン編集部)