時分計が左にオフセットされ、すべての針が重なることのない独創的なダイヤルを持ったA.ランゲ&ゾーネのシンボルともいえるモデル。1994年当時の時計界に大きな衝撃を与えた傑作である。そのランゲ1がリニューアルした。とはいえ、外観の変更は、わずかに細くなったベゼルくらい。大きな変更点はムーブメントで、すでに完成されたと思われていたランゲ1の心臓部を改良、さらなる進化を遂げた。
手巻き、18KPGケース、38.5mm径
¥3,440,000(税別)
問/A.ランゲ&ゾーネ Tel:03-3288-6639
1972年に誕生した名作モデル。8角形のベゼルは、40年以上を経過した今日でも唯一無二のデザインで、ひと目でそれとわかる。ダイヤルにある編み目タペストリー模様の装飾も大きな特徴で、熟練の職人による技巧によって生み出されたものだ。これまでに数多くのモデルを発表してきたロイヤル オークだが、意外にもステンレスとピンクゴールドのコンビネーションは初めてである。とても新鮮だ。
自動巻き、SS+18KPGケース、41mm径
¥2,550,000(税別)
問/オーデマ ピゲ ジャパン Tel:03-6830-0000
ボーム&メルシエの今年の一押しモデルが、このハンプトン。コレクション発表20周年を記念して、自動巻きムーブメントを搭載したスチール製の新作モデルである。コレクションのデザイン特性を踏襲したこのモデルは、ポリッシュ仕上げを施したレクタンギュラーケースで、洗練されたスタイルが特徴。3時位置から9時位置の間に施された窪みが、緩やかなカーブを描くサファイアガラスをさらに美しく引き立てている。
自動巻き、SSケース、47×31mm
¥270,000(税別)
問/ボーム&メルシエ Tel:03-3288-6335
最もクラシックなコレクション「ヴィルレ」に、今年はラージデイトモデルが登場した。ダイヤル上、6時位置に2つのウィンドウが並び、抜群の視認性を確保。同時に真夜中に即時に日付が変わるメカニズムを実現。ダブルステップ・ベゼルのラウンドケース、ローマ数字のダイヤルという洗練されたデザインを損なうことなく、実用性を高めている。シンプルなデザインは控えめだが、腕元をエレガントに彩る。
自動巻き、18KRGケース、40mm径
¥2,120,000(税別)
問/ブランパン ブティック銀座 Tel:03-6254-7233
この「トラディション」は懐中時計の傑作にならって作られたモデル。シースルーから機械が見れるのが特徴で、高い人気を誇る。今年は、コレクション誕生から10年を迎えた。このモデルの大きな特徴は、針が扇形に往復運針するレトログラード機構だ。それを絶えず動きつづける秒針に使用しているのだ。10時位置のこの秒針の動きは見ていてとても楽しい。受け継がれてきた伝統と現代の技術が融合したブレゲらしい1本である。
自動巻き、18KWGケース、40mm径
¥3,630,000(税別/予価)
問/ブレゲ ブティック銀座 Tel:03-6254-7211
1975年に登場した「ブルガリ・ローマ」の40周年を記念したモデル。このモデルはローマ帝国時代の金貨にインスパイアされ、ブランド名とその所在地“ローマ”を大胆にベゼルに刻印したもので、この時計をベースに「ブルガリ・ブルガリ」が誕生。時計ブランド「ブルガリ」の基礎となったのである。新作は自動巻きムーブメント、キャリバー・フィニッシモが搭載されるなど、現代の技術で見事に仕上げられている。
手巻き、18KPGケース、41mm径
¥2,610,000(税別/予価)
問/ブルガリ ジャパン Tel:03-6362-0100
ブランドのアイコンであるクッションケースのモデルにアンダー40mmのモデルが登場した。11時位置にあるビッグデイト以外の機能を絞り込み、コンパクト化を図ったのだ。38.54×39.25mmという大きさは、平均的な日本人の体格にフィットするので、装着感はさらによくなっている。2008年に発表したぺリフェラルローターを備えたムーブメントはそのままに、ダイヤル、ベゼル、リュウズ、ストラップをブルーにした仕様は、とてもさわやかだ。
自動巻き、SSケース、38.54×39.25mm
¥950,000(税別)
問/カール F. ブヘラ Tel:03-6226-4650
カルティエの新しいコレクションは、とてもエレガントだ。フラットなフェイスとケースの腕に沿うような曲線とのコントラストが美しい。これによって、ダイヤルは見やすく、装着感は心地よい。そんなケースを作り出している。そして、特徴的なのが角型のリュウズ。収まりもよく、これまでにない使用感である。“クレ”とはフランス語で鍵を意味し、リュウズを巻き上げる操作が鍵巻式置時計の鍵を想起させる。ムーブメントは新しい自社製のものが搭載されている。
自動巻き、18KWGケース、40mm径
¥2,300,000(税別)
問/カルティエ カスタマーサービスセンター Tel:0120-301-757
眼鏡¥42,000(アイヴァン 7285/ブリンク Tel:03-5775-7525)、ボールペン¥15,000(ラミー/DKSHジャパン Tel:03-5441-4515)
創業者の頭文字から命名された“L.U.C”。薄型のドレスウォッチだ。このモデルは、スレートグレーのダイヤルに、放射状のサンレイ模様が施されている。ケースはローズゴールド。モデル名にある“フェアマインド”は、ゴールドに対する認証で、人権と環境の尊重のもとに採掘され、労働者も公正な報酬を得ていることを意味する。シンプルで洗練された美しいデザインは、スーツスタイルなどにも最適だ。
自動巻き、18KRGケース、39.5mm径
¥1,960,000(税別)
問/ショパール ジャパン プレス Tel:03-5524-8922
フレデリック・コンスタントとシリコンバレーのフルパワー社による合弁会社「mmT」が提供する“Motion X”というシステムを搭載。システムが身体活動と睡眠情報を時計を通じて感知し、データ化。スマートフォンにインストールしたアプリと連携して、データをスマホへ送り込む。そして、その情報を日・週・月単位でわかりやすくグラフィックで表示する。時計自体は伝統的な意匠で、とてもスマートウォッチには見えない。
クォーツ、SSケース、42mm径
¥199,800(税別/予価)
問/GMインターナショナル Tel:03-5828-9080
ブランドの象徴的存在であり、アールデコ様式のスクエアケースを持った美しい腕時計だ。ケースを腕に沿うようにカーブさせることで、美しさと装着感という実用性を兼ね備える。また、ベゼルとケースで素材を変えてゴールドとスチールのコンビネーションとすることにより、ケースの構造を際立たせている。6時位置のスモールセコンドもインダイヤルに角型の窪みを与えて、角型のスタイルを強調する。世界限定100本。
自動巻き、SS+18KPGケース、36.2×35.25mm
¥1,310,000(税別)
問/ソーウインド ジャパン Tel:03-5211-1791
時刻、日付、そしてムーンフェイズをオフセンターに配置したデザインは、ハリー・ウィンストンらしい表情だ。ダイヤルはサンレイ仕上げが施され、とてもエレガント。カレンダーは一段低い階層ながら、数字をハッキリと際立たせることで存在感を示している。ムーンフェイズも含め、それぞれが独立しながら、ダイヤル上で見事に調和した、とても美しい腕時計だ。
自動巻き、18KWGケース、42mm径
¥3,250,000(税別)
問/ハリー・ウィンストン カスタマーインフォメーションデスク Tel:0120-346-376
モデル名のとおり、薄型ケースを実現。搭載のキャリバーH1950は、マイクロローターを採用することで、ムーブメント厚をわずか2.6mmに抑えることに成功。ケース厚も自動巻きとは思えないほど“スリム”に仕上がっている。ダイヤルは外周、センター周辺、スモールセコンドと段差を設けて立体的に設計。インデックスの特徴的で、スリットが入ったステンシル風の書体は、このモデルのために考案されたものだ。
自動巻き、SSケース、39.5mm径
¥790,000(税別)
問/エルメスジャポン Tel:03-3569-3300
2人のポルトガル人時計商が、マリン・クロノメーターに匹敵する高い精度の腕時計を発注したことにはじまるポルトギーゼ。誕生から75年を迎え数多くの新作が発表された。その中でも、シンプルさ、バランス、そして優雅さを兼ね備え、バランスのいいダイヤルは、高い完成度を誇る。ペラトン自動巻き機構にもさらなる改良が施され、部品の一部が極めて摩耗に強いセラミック素材となった。
自動巻き、SSケース、42.3mm径
¥1,450,000(税別)
問/IWC Tel:0120-05-1868
アラビア数字とクサビ型のインデックスに、針は大きなドーフィン針。精悍なダイヤルの新作は、カレンダーを白地に黒文字から、黒地に白文字に変更。精度、防水、温度差、耐磁、耐衝撃など、あらゆる検査が1000時間に渡って行われる<C.O.S.C.>以上に厳しい検査をクリアした“MASTER CONTROL 1000 HOURS”の刻印が。
自動巻き、SSケース、39mm径
¥710,000(税別)
問/ジャガー・ルクルト Tel:0120-79-1833
モータースポーツへの情熱を腕時計で表現するメカニケ・ヴェローチ。このモデル名はイタリア語で“ショートストロークエンジン”を意味する。スポーツカーに採用される高回転エンジンは、いかにもメカニケらしいネーミングだ。計器を連想させ、かつシンプルなデザインは男心をくすぐるもので、カジュアルのみならず、スーツスタイルでもフィットしそうである。シンプルデザインのものは、シルバー、ブラウン、ブルーの3色展開。
自動巻き、チタンケース、44mm径
¥240,000(税別)
問/ビックグローブ Tel:03-3401-8006
究極のクラフツマンシップを再興するために、2008年にドイツ・グラスヒュッテに創設されたブランドだ。ファーストモデル「ベヌー」を発表以来、徹底したハンドメイドにこだわった時計作りを行っている。この「テフヌート」も実際手に取ると、シンプルながら、中央が穏やかに隆起したバー・インデックス、数字、自社製の針からムーブメント細部に至るまで、とても丁寧に仕上げられていることがよくわかる。
手巻き、18KRGケース、39mm径
¥2,800,000(税別)
問/モリッツ・グロスマン・ジャパン Tel:03-5615-8185
年末に公開される、映画「007」シリーズ最新作『スペクター』を記念したジェームズ・ボンド特別モデルだ。印象的なブルーダイヤルに、インパクトのあるイエロー秒針。秒針の先端には、ボンド家の紋章を模った装飾が施されている。機械はオメガ独自の耐磁キャリバー「マスター コーアクシャル」を搭載。「007」にちなんで、耐磁性能が1万5007ガウス以上と末尾3桁がロゴで表記され、世界限定も1万5007本である。
自動巻き、SSケース、41.5mm径
¥710,000(税別)
問/スウォッチ グループ ジャパン オメガお客様センター Tel:03-5952-4400
素材やデザインにおいて、革新的な方向性を持って、モデルを発表してきた近年のラドーだが、今年はヴィンテージなイメージのものを出してきている。このモデルもそんなイメージの1本だ。オフセンターに配置された時分ダイヤルと、一部を重なり合わせた大きなスモールセコンドは、懐中時計を彷彿させるが、それを横位置に並べた個性がラドーらしい。ケースはもちろんセラミックス。レザーストラップがヴィンテージな雰囲気である。
自動巻き、ハイテクセラミックケース、43mm径
¥290,000(税別)
問/スウォッチ グループ ジャパン ラドー事業本部 Tel:03-6254-7331
ラルフ・ローレン氏が所有する1938年型「ブカッティ タイプ57 SC アトランティック・クーペ」にインスパイアされた、美しいモデルだ。ひと際目を惹くのが、ブラウンカラーのベゼル。これはインド紫檀を美しく仕上げてセットしたものだ。そのブラウンとケースやダイヤルのマットブラックとの組み合せがとても印象的である。2つの針とスモールセコンドのシンプルな構成は、クラシカルなこの腕時計にとても合っている。
自動巻き(手巻き付)、SSケース、44.8mm径
¥1,365,000(税別)
問/ラルフ ローレン 表参道 Tel:03-6438-5800
ゴルフの祭典、マスターズを2度制したゴルファー、バッバ・ワトソンとのパートナーシップによって誕生したモデル。耐衝撃性が高いリシャール・ミルの時計に、一段と強靭で抜群の耐傷性を誇る先端素材であるATZセラミック製のベゼルを採用。ケースにはラバーをコート。ダイヤル外周のインナーリングをホワイトに、分目盛り、リュウズのラバーをインディゴブルーで彩った日本限定(40本)モデル。
自動巻き、チタンケース、49.9×42.7mm
¥12,500,000(税別)
問/リシャール・ミルジャパン Tel:03-5807-8162
今年のロジェ・デュブイはスケルトン・イヤー。ロジェ・デュブイ初の時分の2針のみのベーシックなスケルトンモデル。極限まで削ぎ落とされたムーブメントのブリッジやプレート、棒によって支えられた歯車が見て取れる。また、自動巻きの巻き上げを行うマイクロローターがダイヤル側にセットされているので、メカニズムの動作が楽しめる。シンプルなモデルだからこそ、ムーブメントの動きがわかりやすいのだ。
自動巻き、18KRGケース、42mm径
¥8,040,000(税別)
問/ロジェ・デュブイ Tel:03-3288-6640
程よい大きさのこのケースは、素材にロレックス独自の合金、18Kエバーローズゴールドを使用。ベゼルにマット仕上げのセラミックをインサートすることで、スポーティでありながら高級感のあるものに仕上げられている。ブレスレットは、メタルベースに、汗に強く、アレルギーも起こしにくいブラックエラストマー(合成ラバーの一種)で覆うことで、抜群の装着感と引き締まった雰囲気に。最先端の外装技術が使用されたモデルだ。
自動巻き、18Kエバーローズゴールドケース
¥2,380,000(税別/予価)
問/日本ロレックス Tel:03-3216-5671
ティソの機械式時計を担ってきたC.O.S.C.(スイス公式クロノメーター検定協会)の精度認定で、標準持続時間約80時間のロングパワーを誇る自動巻きムーブメント「パワーマティック80」を搭載した「シャミン ドゥ トゥレル」。その名はティソ本社に通じる小道の名前からつけられた。ブランドを代表するコレクションとして、3針からクロノグラフまでフルラインで構成されている。
自動巻き、SSケース、42mm径
¥110,000(税別)
問/スウォッチ グループ ジャパン ティソ事業本部 Tel:03-6254-7361
このモデルのパワーリザーブは100時間。4日以上の駆動時間を誇る。金曜夜に時計を外しても、月曜の朝に確実に、余裕を持って作動しているのだ。センター3針のみというミニマルな機能。ダイヤルもバーインデックスとブランドのロゴのみが配されたとてもシンプルなものだが、ダイヤルなどの仕上げはきめ細かく、雰囲気はとてもエレガント。ケース厚も9.45mmと程よく、スーツ着用時に一段と映えるモデルだ。
自動巻き、SSケース、42mm径
¥820,000(税別)
問/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス Tel:03-5524-6420
最短7秒という短時間で、世界中のどこのタイムゾーンでも、屋外であれば正確な時刻が取得できるGPSと、GPSに比べ消費電力が小さく屋内でも電波を受信できる電波時計の利点を組み合わせた“ハイブリッド”ウォッチ。このモデルは、リュウズ、秒針の針軸に再結晶ブルーサファイアを、ベゼルのIP処理にネイビーを採用し、宇宙から見た夜の地球を表現した限定品だ。2都市の時刻がひと目でわかる、「デュアルダイアルワールドタイム」がとても便利だ。
クォーツ、チタンケース、51.1mm径
¥250,000(税別)
問/カシオ計算機お客様相談室 Tel:03-5334-4869
昨年の「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」は、最短3秒間で衛星からの電波をキャッチし、時刻調整を終えてしまう機能で話題となった。この新作は受信時間はそのままに、GPS衛星の位置情報を最短30秒で取得し、今いる場所に応じた時刻表示が可能となった。デュアルタイムとクロノグラフ機能を兼ね備え、新開発の「高速ツインコイルモーター」と相まって、デュアルタイム表示の入れ替えが瞬時に可能になった。
クォーツ、チタンケース、45.4mm径
¥240,000(税別)
問/シチズンお客様時計相談室 Tel:0120-78-4807
万年筆¥20,000(ラミー/DKSHジャパン Tel:03-5441-4515)
2004年に誕生したコレクション「シフル ルージュ」の新作は、GMTモデルであった。ムーブメントは、ゼニスの薄型自動巻きを搭載。デザイン性だけでなく、機械も本格派である。イエローゴールドの針がダイヤル内側の24時間計で第2時間帯を表示する。ケースは左右非対称の独特なデザインで、全体的にメタリックなイメージだ。リュウズにはブランドカラーのレッドがあしらわれ、アクセントとなっている。
自動巻き、SSケース、38mm径
¥949,000(税別)
問/クリスチャン ディオール Tel:0570-200-088
12時位置のラインに都市名とその内側の時刻を合わせれば、世界各国の時刻がひと目でわかる、ワールドタイムだ。昨年登場したモデルは、このモデルの特徴であるカラフルな色彩に塗料が38色も使われていたのに対し、このモデルは7色。手仕事による彩色はスタンプによる転写となったが、幾重か重ねることで塗料に厚みを出し、高い質感を実現している。昨年話題となった腕時計のリーズナブルなバージョンだ。
自動巻き、SSケース、39mm径
¥810,000(税別)
問/ルイ・ヴィトン クライアントサービス Tel:0120-00-1854
仏語で極めて正確な時間測定という意味の“クロノメトリー”。モンブラン最高の技術が投入されたこのコレクションに、デュアルタイムモデルが加えられた。このモデルは、時針が2本あり、第1時針を動かすことなく、プッシュボタンによって1時間刻みで動かすことのできる第2時針を使い、現地時刻を設定することができる。その際、デイト表示は現地時間に対応する。ケースの厚みはわずか9.9mm。実用的な美しい腕時計だ。
自動巻き、SSケース、41mm径
¥575,000(税別)
問/モンブラン コンタクトセンター Tel:0120-39-4810
1936年に発表されたパイロットウォッチがモチーフとなっている。操作性がとてもよく、ケース左側面の2つのボタンを押すことで、GMT針を1時間単位で簡単に送り/戻しができるのだ。そのボタンもロック機構が備えられており、誤作動を防止することができる。デザイン性、視認性、操作性に優れた、スポーティな腕時計だ。
自動巻き、18KWGケース、42mm径
¥5,030,000(税別/予価)
問/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel:03-3255-8109
眼鏡¥33,000(オー・ジー バイ オリバー・ゴールドスミス/ブリンク Tel:03-5775-7525)
昨年、容積を約3割も小型化した8Xシリーズ。今年は6時位置にインダイヤルを搭載した、デュアルタイムモデルが登場した。ボタン操作ひとつで機内モードのオン・オフが可能。タイムゾーンの手動設定も、電子式リュウズで行うことができるなど、操作性がさらに向上している。ソーラー充電機能も大幅に改善され、省電力性能が向上することで、ダイヤルデザインの可能性が広がり、カラーバリエーションが充実した。
クォーツ、チタンケース、45mm径
(価格未定)
問/セイコーウオッチお客様相談室 Tel:0120-061-012
ヴァシュロン・コンスタンタンの新しいコレクションだ。1928年に製作された初のクロノグラフモデルの特徴的なデザインをベースに、現代的な解釈を加えることで、エレガントなクッションケースのモデルが誕生した。「ハーモニー」の名のとおり、過去と現代の調和によって生まれたコレクション。第2時間帯を表示するこの“デュアルタイム”モデルには、新しく自社開発されたムーブメントが搭載されている。
自動巻き、18KPGケース、49.5×40mm
¥4,625,000(税別)
問/ヴァシュロン・コンスタンタン Tel:0120-63-1755
ブラック・ダイヤルにブラックのインダイヤルを組み合わせた日本限定モデルだ。この限定モデルならではのシースルーバックが採用され、自社製自動巻きムーブメント、キャリバー01の美しいメカニズムをサファイアクリスタル・ケースバック越しに見ることができる。クロノマット 44の中でも、特に艶やかな美しさを持ち、それを強調したモデルとなっている。精悍なフェイスのスペシャルなクロノマットだ。
自動巻き、SSケース、44mm径
¥1,100,000(税別)
問/ブライトリング・ジャパン Tel:03-3436-0011
チタンとセラミックを融合した自社開発素材のケースと、グレーのコンビネーションが新鮮なモデルが誕生した。とても落ち着いた色合いだが、ミリタリーウォッチでおなじみのNATOストラップを合わせることで、活動的な雰囲気となっている。今年はケース径が38mmとなり、日本人にはつけやすいサイズに。ユニセックスでも着用が可能。ブルーカラーのモデルも展開。
自動巻き、チタン+ハイテクセラミックケース、38mm径
¥625,000(税別)
問/シャネル(時計・宝飾) Tel:0120-159-559
パワーボートのために誕生したシリーズ「クロノオフショア1」の限定モデルは、明るいホワイトのダイヤルとラバーストラップ、そして、ベゼルは夏の海、空を連想させる鮮やかなブルーをセラミックベゼルで表現している。ケースはPVD加工のピンクゴールド。ラグジュアリー感満載のこのモデルには、パワーボートのみならず、大型クルーザーがよく似合いそうである。12時位置のビッグデイトも特別感を加速させる。
クォーツ、SSケース、45mm径
¥225,000(税別/予価)
問/GMインターナショナル Tel:03-5828-9080
ヘアラインとポリッシュの両方で仕上げられたステンレススティールのケースは、立体感があり、思いのほか男っぽい。グッチらしく、ダイヤル上にはディアマンテパターンが施され、針やインデックスはミニマルなデザイン。プッシュボタンにも傾斜がつけられ、スタイリッシュに仕上げられている。ムーブメントは、セリタの自動巻きで、6時位置に「SWISS MADE」の文字が刻まれている。
自動巻き、SSケース、44mm径
¥308,000(税別)
問/ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン(グッチ) Tel:03-5766-2030
1940年代にアメリカ海軍の要請に応え製作された「マリンクロノメーター」をベースに作られている。シルバーのダイヤルにブルースチール針がよく映え、ワイヤーラグもクラシカルで、いいアクセントとなっている。とてもグラフィカルで、誰もがお洒落と感じるモデルは、パワーリザーブが約60時間あり、防水性能が10気圧(100m)と高スペックを内包している実力派でもある。
自動巻き、SSケース、44mm径
¥213,000(税別)
問/ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン Tel:03-6254-7371
ペンケース¥28,000(スマイソン/ヴァルカナイズ・ロンドン Tel:03-5464-5255)
ハミルトン 特集ページへ▶これまで、さまざまな素材を融合させたコンセプト“フュージョン”を打ち出してきたウブロ。このモデルは、フェラーリとの“フュージョン”ウォッチだ。フェラーリとのコラボモデルらしく、クルマには不可欠の素材チタンをケースに使用。ミドルケースにグラスファイバー、ベゼルには、カーボンファイバーにチタンを融合させたウブロが独自に開発した素材を使った意欲作。スケドーニレザーストラップを含め、フェラーリらしい腕時計だ。世界限定1000本。
自動巻き、チタンケース、45mm径
¥2,780,000(税別)
問/LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ Tel:03-3263-9566
ロンジンの人気シリーズ「ヘリテージ」コレクションのひとつ。1920年代頃のクロノグラフは、スタート、ストップ、リセットを1つのボタンでこなしていた。このモデルはそのワンプッシャー方式を現代のムーブメント技術で再現したものだ。クロノグラフは、コラムホイール式を採用。また、脈拍計測に用いるパルスメーターを装備し、医療用にも活用することができる。
自動巻き、SSケース、40mm径
¥506,000(税別)
問/スウォッチ グループ ジャパン ロンジン事業本部 Tel:03-6254-7351
ラテン語で“我らの海”を意味する時計は、1943年にイタリア海軍の甲板将校用に開発されたプロトタイプがオリジナルだ。しかし情勢上、正式採用にならなかった。この幻の時計が、今年復刻されたのだ。52mmという大型のケース径は、当時のまま。細部まで再現性を重視している。ムーブメントもミネルバのオールドムーブメントをベースとしたキャリバーOPXXVを搭載。ただし、ケースはチタン製と現代的である。
手巻き、チタンケース、52mm径
¥4,710,000(税別)
問/オフィチーネ パネライ Tel:0120-18-7110
このフライバック機能付きのクロノグラフモデルのケース厚は8.24mm。ストップウォッチ機構を動作させるための歯車やレバーが多く、薄型化するのが難しいクロノグラフにおいて、この薄さは驚きである。しかも、これだけの薄さの中でも立体感を持たせたダイヤルは美しく、デザインもシンプルで気品に溢れたものだ。3カウンターを持ったクロノグラフモデルながら、知的に、エレガントに仕上げられている。
手巻き、18KPGケース、41mm径
¥3,650,000(税別)
問/ピアジェ コンタクトセンター Tel:0120-73-1874
搭載の「キャリバー ホイヤー01」は、従来あった「キャリバー1887」から進化した自社製クロノグラフキャリバーである。クロノグラフは、動作も円滑なコラムホイールを採用。50時間パワーリザーブも備えている。ダイヤル側、ケースバックとシースルーになっているが、12のパーツを組み合わせて作られた新しいケースは、耐衝撃性にも優れている。モータースポーツを意識させられる、とても斬新なデザインだ。
自動巻き、SSケース、45mm径
¥550,000(税別)
問/LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー ディヴィジョン Tel:03-3613-3921
1874年にスイスのジュネーブに当時最大級、最新鋭の工房を作り、自社で時計製作を始めるなど、ティファニーは、その歴史上、時計と大きな関わりを持ってきた。今年、その時計の歴史を継承すべく発表されたのが、「ティファニー CT60」。創業者チャールズ・ルイス・ティファニーに敬意を表したコレクションだ。1940年代の時計を連想させるデザインだが、仕上がりはとてもモダンである。
自動巻き、SSケース、42mm径
¥910,000(税別)
問/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク Tel:0120-488-712
電話機¥12,000(ヤコブ・イエンセン/リビング・モティーフ Tel:03-3587-2463)、ボールペン¥11,000(ラミー/DKSHジャパン Tel:03-5441-4515)
ヴィンテージ時計が根強い人気であることでもわかるように、20世紀初頭のアールデコやミッドセンチュリーに流行したデザインは、現代でも憧れの対象である。完成度の高いデザインは、すでに完成されていたスーツスタイルにもピタリとフィットする。そんな名品も、当時のものはケース径が小さ過ぎたり、風防がプラスチックだったりとちょっと使いにくい。それを現代の技術、素材を使い、サイズも程よい大きさにリサイズさせたのが復刻モデル。多くの老舗ブランドが、この復刻モデルを積極的にラインナップするようになった。完成されたデザインは、現代においてもやはりすばらしいのだ。
「グランドセイコー」ブランド誕生55周年を記念して復刻された「62GS」。自動巻き、18KYGケース、37.6mm径
¥1,700,000(税別)
問/セイコーウオッチお客様相談室 Tel:0120-061-012
「今年はブルーダイヤルが出ました!」と、どのブランドのブースに行っても、判で押したように、こう案内されたのが、今年のバーゼルワールドだった。それはブランド同士で示し合わせたかのようである。本誌取材チームが訪れたブランドで、“ブルー”がなかったのは、ブレゲくらいである。“売れる”から、というのが大きな理由だが、たしかにネイビーやグレーが主流のビジネススーツによく映える。爽やかな色調だけに、カジュアルでも好感がもてるはずである。そう考えると、もっとたくさんのブルーダイヤルモデルがあっていいのかもしれない。
ブルガリのメンズウォッチの主軸コレクション「オクト」にもブルーダイヤルのモデルが登場。自動巻き、SSケース、38mm径
¥810,000(税別)
問/ブルガリ ジャパン Tel:03-6362-0100
アップルウォッチが4月に発売された。スマートウォッチは、時計といえどもスマートフォンやタブレットに近い感じがしていたので、機械式時計王国のスイスは見向きもしないものと思っていた。しかし、この最新のテクノロジーはスイスの時計人たちを刺激していたようだ。まず、フレデリック・コンスタントがバーゼルワールドに先駆けて、スマートウォッチを発表した。スマートフォンとの連動で、活動や睡眠パターンを記録するセンサーが内蔵されているのだ。バーゼルではタグ・ホイヤーがインテルとグーグルと提携してスマートウォッチを製作することを発表。他にも製作予定を明言するブランドも数社あった。だが、タグ・ホイヤーのようにシリコンバレーと手を組むブランドは少数派で、あくまでもスイスメイドにこだわるブランドが多いようだ。今後の展開に注目したい。
バーゼルで今年実機が登場したのは、このフレデリック・コンスタントの「クラシック インデックス オルロジカル スマートウォッチ」のみ。
クォーツ、SSケース、42mm径
¥199,800(税別/予価)
問/GMインターナショナル Tel:03-5828-9080