近年、デジタル変革 (DX) は人工知能 (AI) の活用で飛躍的に進歩しており、AI は DX を加速させるための重要なツールとなっています。製造業ではグローバルな競争環境の中で、AIを使いこなしたデジタル変革を更に進める取組みがはじまっています。「AX」という新しい概念は、こうしたAIによるデジタトランスフォーメーションを指すものであり、製造業における革新の鍵となります。

本フォーラムでは、AI を活用し DX を実現されている企業ユーザーを中心に、最新の技術動向や成功事例を共有し、製造業の未来を共に考えます。参加者は、実際の事例を通じて「AX」の可能性を理解し、自社のビジネスにどのように適用できるかを学ぶことができます。 デジタル変革とAIの力を最大限に活用し、未来の製造業を創るための知識とインスピレーションを得るため、ぜひご参加ください。

開催概

DAY1  2024年 9月 18日(水)14:00~17:30

DAY2  2024年 9月 19日(木)14:00~17:30

開催

日程

オンライン/ストリーミング配信

開催

形式

無料(事前登録制)

参加費

製造業でビジネス現場部門責任者、DX推進・担当者の方、製造業の工場長、生産管理、生産技術、品質管理ご担当者様、製造業で工場DXの担当者の方

本フォーラムは対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、対象者以外の方や競合の方などのお申込みはご遠慮いただいております。

 

 

 

対象者

〈主催〉

〈協賛〉

DAY 1

  9月 18日(水)

プログラム

14:00-14:30

事例講演 ①

多様な事業、職種へ生成AIの導入を加速する、事業活×社内利用とトップダウ×ボトムアップでの東芝の取り組み

生成AIによりAIがより民主化されたと言われていますが、それでもまだまだ課題・ニーズと生成AI利活用を結び付けるには利用者との距離があります。

東芝では、多様な事業、職種という環境の中で、生成AIという道具を導入、利活用加速を円滑に行うために、事業、組織へ寄り添うHUB組織が伴走しながら進めている取組を紹介致します。

株式会社 東芝

CPS×デザイン部  シニアフェロー

殿塚 芳和

  • 〔プロフィール〕

    社会インフラ関連工場、事業部を経て、社会インフラ事業領域でのDX化に従事。

    長年のライン業務の経験に基づく、現場感覚を重視した施策推進がモットー。

    直近では、全社生成AI利活用推進PJのとりまとめとして社内効率化、事業活用への導入推進をリードしている。

14:30-15:00

事例講演 ②

経験こそ最強の武器だ! 生成AI時代の波に乗るアズビルのベテラン技術者たち

1. 全世代で広がる生成AI活用の実態

全社員の7割が生成AIを活用しているアズビルでは、ベテラン社員による生成AIの活用も進んでいます。豊富な経験と生成AIの融合がもたらす価値創造の事例についてご紹介します。

2. 組織の壁を越えた推進力

部門の垣根を越えたタスクフォースが、いかにして全社的な利用拡大を実現したのか?その戦略と成功のポイントに迫ります。

3. ユニークな切り口で挑む! 注目の特化型プロジェクト

「生成AI×安全」「生成AI×技術伝承」など、独自の視点で取り組む特化型プロジェクトの内容をご紹介します。

アズビル株式会社

AIソリューション推進部

佐藤 適斎

  • 〔プロフィール〕

    システムエンジニアとしてアズビルに入社後、食品製造業向けソフトウェアの構築に長年従事。

    新規事業開発部門でクラウド事業の企画・立ち上げを経験したのち、2023年からは生成AI推進タスクチーム、新興技術中心の実証開発タスクチームなどクロスファンクショナルチームの運営を担当。

    知財ハンター協会・理事。

【休憩】5分

15:05-15:35

事例講演 ③

Power Platformで実現する市民開発文化の醸成と検討事例のご紹介

近年、ローコード開発への注目度がますます高まっていますが、非エンジニアの従業員が自らアプリを開発する市民開発という文化は、すぐには受け入れられないかもしれません。本講演では、弊社の各製造拠点における市民開発の文化を根付かせるために実施した具体的な施策を詳しくご紹介します。

更に実際の活用例として「製造現場でのPower Platform活用に加え、AI技術を組み合わせ「生成AI×Power Platform活用「画像解析×Power Platform活用」の事例を取り上げ、詳述します。

三菱ケミカル株式会社

オペレーション(日本)本部

広島事業所 企画管理部

DX・ものづくり強化グループ

笠井 一希

  • 〔プロフィール〕

    旭化成株式会社において約3年間、生産技術職として幅広い製造業務に従事。その後、2022年1月より三菱ケミカル株式会社に入社し、広島事業所のDX推進を担当。Power Platformを活用した市民開発の推進に注力し、人材育成プログラムを策定・実行。現在は、業務変革を目指し、生成AIとPower Platformの可能性追求に取り組んでいる。

三菱ケミカル株式会社

ビジネストランスフォーメーション本部

データエクセレンス部

データサイエンスグループ

堀 愛美

  • 〔プロフィール〕

    2022年入社 九州事業所(福岡)でDX推進を担当。

    Power Platformを活用し、製造拠点のデジタル変革推進およびデジタル人材育成に従事。

    2024年からは、全社のデータ活用推進に携わり、顧客および社会価値の向上を目指してデータ価値の最大化に取り組んでいる。

15:35-16:05

事例講演 ④

HoloLens 2を活用した環境事業におけるDXの御紹介

紙からデジタルデータ活用へMicrosoft社の製品やサービスを活用し業務変革を可能にした技術の御紹介です。

排水機場を施設全体で点群撮影行い、得られた 3D データを用いて維持管理へ活用する取り組みを紹介致します。

点群データ上の点検箇所にはフラッグによる表示アイコン立て、その点群データを現実空間に投影する点検支援や、

事務所にて排水機場の 3D データを投影する事で機場状況や施工方法などが確認できる、といった活用方法についてご紹介。

また弊社では、長時間労働防止対策、危険個所点検対策、データ改ざん防止対策を行いながら、施設内点検の省人化および省コスト化、点検データの高品質化を進めるため、ロボットを活用した点検の御紹介も予定しております。

クボタ環境エンジニアリング株式会社

DX推進部 部長

橋詰 和哉

  • 〔プロフィール〕

    1998年 クボタ機工株式会社 東京工事課 入社

    2005年 株式会社クボタ ポンプ事業部 営業部 出向

    2009年 クボタ機工株式会社 事業推進部推進課 課長

    2021年 3社統合にてクボタ環境エンジニアリング株式会社 ポンプ事業部 事業推進企画部 部長

    2024年 クボタ環境エンジニアリング株式会社 DX推進部 部長

【休憩】5分

16:10-16:40

マイクロソフトセッション ①

Microsoft Azureが支援する設計DX

Microsoftから設計DXに関わる背景・ソリューション・事例についてご紹介します。本セッションでは4つのキーワード:生成AI、ハイパースケーラー(クラウド)、インダストリアルメタバース、デジタルスレッドについて背景、利用するべき状況をご紹介し、関連するソリューションと事例をご紹介します。生成AIも初期の熱狂的なブームから落ち着き実際の設計業向けの適用が始まっており、この例をご紹介します。また、設計DXとしてのハイパースケーラーの意味合いや業務フローとしてのデジタルスレッドの実現とインダストリアルメタバースの例についても触れます。

マイクロソフトコーポレーション

グローバルブラックベルトアジア

HPC/AIスペシャリスト

田中 洋

  • 〔プロフィール〕

    外資系ベンダーでITインフラストラクチャーの設計・実装を15年ほど経験し、マイクロソフトでクラウドのエンジニアリング向け活用・応用に10年ほど従事。

    主にCAD、CAE、PLMのシステムソリューションからAD/ADAS、EDA業務基盤までのコンサルティング・プリセールス・実装支援に取り組んでおり、ここ最近は特に応用としてAI・生成AIの活用の業務への適用に取り組む。

16:40-17:25

マイクロソフトセッション ②

2024年のChatGPT最新事情から見え「次の一手

全世界で数万社を超える企業や、数多くのアプリケーションへのChatGPTなど生成AIの組み込みが進んでいます。シンプルなプロンプトの入力による文章・画像などの生成が主たる利用方法ですが、そこから見える課題と次の一手とは何があるのでしょうか?この講演では、マルチモーダルFunctionCallingCodeInterpreterに焦点をあてそれらから見える数か月先に実現される、これまでに無かった革新的なコンピューターの使い方をご紹介します。

日本マイクロソフト株式会社

クラウド&AI ソリューション

事業本部

畠山 大有

  • 〔プロフィール〕

    独立系ISVでのエンジニアリング経験を経て、2002年よりマイクロソフトに。システム運用やフィールドエンジニアリング、エバンジェリストなどを経て現職。プロジェクトでの学びをセミナーやブログ、サンプルコードなどで社会に還元を続けている。

DAY 2

  9月 19日(木)

プログラム

14:00-14:30

事例講演 ⑤

日本の製造業における現実的な生成AI活用に向けて ~三菱重工業の取り組みを通して~

生成AIの盛り上がりはまだまだ続いておりとりあえず触ってみたという人も増えてきましたしかしまだまだ実際の業務に本格活用できているかというと、ハルシネーション、情報漏洩対策など様々なハードルがありまた特に産業向けとしてはどのようなユースケースに活用できるのか?はっきりしない部分も多いかと思います。本セッションでは、三菱重工業という大きな組織でどのように生成AI活用を進めているのか、色々な課題に取り組んでいるのか特にAzure上で実現している事例を中心にご紹介します。日本の産業界の皆様に少しでも参考になれば幸いです。

三菱重工業株式会社

エナジードメイン 技術戦略室

主幹技師

石垣 博康

  • 〔プロフィール〕

    1994年に三菱重工へ入社、火力発電プラント向けの制御装置設計業務からスタート。1998年よりWindows対応の次世代制御装置(DIASYS Netmation)の開発に携わり、通信、データロガー、HMI系の企画・設計・製作を担当。2012年には米国へ駐在。制御装置のアフターサービスの立ち上げを行う。

    2015年からはインテリジェントソリューションTOMONIプロジェクトに参画し、クラウドベースのIoTシステム構築やソリューション提案に従事、現在はプロジェクト責任者として活動中。

三菱重工業株式会社

デジタルイノベーション本部

DPI部

モジュラーデザイングループ

グループ長

後藤 大輔

  • 〔プロフィール〕

    1998年に三菱重工へ入社、製紙機械の実験・研究開発に機械系エンジニアとしてキャリアをスタート。

    2008年の製紙機械事業の撤退がIT関連業務に携わるきっかけとなり、2008年から社内のアフターサービス業務支援システム開発に携わり、火力事業のサービス部門向けのタブレット端末を利用した現場点検支援システムやSFA(Dynamics365)の導入を実施。

    2015年からインテリジェントソリューションTOMONIプロジェクトに参画し、クラウドベースのIoTシステム構築・運用業務に従事。現在はTOMONIのIoT基盤の社内への横通し活動やTOMONIで培ってきた技術を利用した生成AIアプリケーションの開発リーダとして活動中。

14:30-15:00

事例講演 ⑥

JERAのデジタル発電所が目指す新しい働き方 ~JERA-DPP O&M変革ソリューション~

JERAでは発電所のオペレーションとメンテナンス(O&M)の現場技術をパッケージ化したソリューション「JERA-DPP」を社内外へ展開し、O&M業務のDX化を推進しています。今回の講演では、デジタル技術導入だけではなく、ヒトのチェンジマネジメントや業務プロセスにも踏み込んだ、JERAが目指すデジタル発電所の新しい働き方についてご紹介します。

株式会社JERA

O&Mエンジニアリング技術統括部

G-DAC 部長

松田 孝宏

  • 〔プロフィール〕

    1994年東京電力入社。入社以来、主に火力発電所・建設所の計装/制御設備の設計・メンテナンス・試運転・新技術導入業務を行い、2020年4月より自社及びお客様の火力発電設備に対する遠隔監視サービス業務に従事。2024年4月よりG-DAC(グローバル-データアナライジングセンター)部長に就任。

【休憩】5分

15:05-15:50

座談会

未来の製造業を創る:AI × ロボティクス 座談会

~ featuring 川崎重工業株式会社 & 株式会社デンソー

本セッションでは、川崎重工業株式会社様と株式会社デンソー様より、ロボティクスの先端技術開発をリードされているお二人にご登壇いただき、AI技術を活用したロボティクス開発の現状と未来について、マイクロソフト社員を交えて、座談会形式でひも解いていきます。AIとロボティクスの融合がどのようにロボットビジネスを進化させるか、またAIによって実現可能となる新しい技術要素やビジネスモデルについて探っていきます。

株式会社デンソー

研究開発センター  執行幹部

岐阜大学客員教授

成迫 剛志

  • 〔プロフィール〕

    IBM、伊藤忠商事、香港のIT事業会社社長、独SAP、中国方正集団、国内ベンチャーのビットアイル、米国インターネット関連企業のエクイニクスなど国内外のIT企業の役員を経て、2016年8月デンソーに入社。クラウド技術推進を担当し、2017年4月にはデジタルイノベーション室を新設、その後MaaS開発部長などを経て、現在は研究開発センター執行幹部としてクラウド技術およびソフトウェア技術領域を担当。岐阜大学客員教授。

川崎重工業株式会社

執行役員  技術開発本部

副本部長  兼

システム技術開発センター長

加賀谷 博昭

  • 〔プロフィール〕

    富山県生まれ。1992年川崎重工業株式会社入社。制御システム設計を専門とし、本社技術開発本部においてロボット、鉄道車両、船舶の研究開発プロジェクトに20年以上従事。2013年神戸大学において工学博士号取得。2015年より水素チェーン開発センターに異動し、世界初の液化水素運搬船の国際ルール制定に貢献。2014年より神戸大学客員准教授。2022年より執行役員、技術開発本部副本部長兼システム技術開発センター長。

マイクロソフト コーポレーション

製造・モビリティ インダストリーディレクター /

インダストリー アドバイザー

濱口 猛智

  • 〔プロフィール〕

    プロセス制御コンピューターのエンジニアを経てマイクロソフト入社。OPCをはじめ、マイクロソフトにおける製造業向けの産業アプローチに従事してきた。現在は米国本社インダストリーチームメンバーとして、日本の製造業のお客様のデジタルトランスフォーメーション支援や本社チームを含めた協業推進などを担当している。

Microsoft Research Asia

Senior Research Program Manager

鎌倉 真音

【休憩】5分

15:55-16:25

パートナーセッション

業務でのデータ活用のハードルを劇的に下げるデータ基盤とは

製造業の現場においても、データ活用は従来から重要なテーマです。しかし、これまでのデータ基盤では活用段階の前に、設計・構築に多くの工数・費用・時間が掛かっていました。導入してすぐに使えるオールインワンのSaaS型データプラットフォームである「Microsoft Fabric」の登場で状況は大きく変わりました。設計開発部門、製造部門、製品サポート部門でのユースケース、生成AI連携での情報資産活用などのご紹介いたします。

東京エレクトロン デバイス株式会社

クラウドIoTカンパニー

エッジクラウドソリューション部

ストラテジックプランニンググループ

辻野 三郎

  • 〔プロフィール〕

    外資系ITベンダーで27年に渡り、営業・マーケティング業務に従事。現在は、東京エレクトロンデバイスにて、製造業向け生成AI・データ活用関連ソリューションなどの新規ソリューション企画、マーケティングを担当。

16:25-16:55

マイクロソフトセッション ③

生成AIによって描かれる未来と最新事例紹介

  • 生成AIが出現して僅か2年。聞かない日がいないほど日々様々なニュースがでている
  • この2年だけにスコープをあてても生成AIに関連する技術も発展している
  • 本セッションでは、生成AIの発展と最新の使い方、事例について紹介いたします

日本マイクロソフト株式会社

Microsoft Innovation Hub

業務執行役員

榎並 利晃

  • 〔プロフィール〕

    • システム及びサービス開発に関する15年間の経験を有し、特に家電メーカでの電子マネーシステム及び家電クラウドの開発・運用に従事
    • クラウドベンダーにてIoT事業開発に携わり、製造・建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進業務に従事
    • AIソフトウェアを中心としたオペレーショナルテクノロジー(OT)を提供するベンチャー企業でCPOとして事業開発、営業、マーケティングに従事し、グロース市場への上場を実現

16:55-17:25

マイクロソフトセッション ④

製造業におけるAX(AI × DX)の提供価値と基盤構築

このセッションでは、生成AIと既存のデジタル技術を融合させ、製造業におけるデジタル変革(DX)の加速を検討します。クラウド、IoT、デジタルツイン、機械学習、高度データ分析などのテクノロジーを整理し、AI x DXが生む価値を事例と共に整理します。各社のDX推進の一助となれば幸いです。

日本マイクロソフト株式会社

製造 & モビリティ インダストリー

アジア担当 インダストリーアドバイザー

鈴木 靖隆

  • 〔プロフィール〕

    5年にわたり、生産管理、サプライチェーン管理、製品ライフサイクル管理などのソリューション提案、導入コンサルタントとして従事。2012年に日本マイクロソフトへ入社後は、製造業のデジタルトランスフォーメーションに役立つソリューション開発・提案に一貫して従事。

講演内容や配信時間につきましては変更になる場合がございますので、予めご了承下さい。

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開催日の前日までに、ご登録いただいたメールアドレス宛てに「視聴に関するご案内」をお送りします。
ご自身のPC or スマートフォンなどから視聴が可能か下記デモサイトよりご確認のうえ、お申し込みください。
視聴環境については、こちらからご確認ください。
※なお、録画・録音・撮影についてはお断りさせていただきます
 

[ お問い合わせ ]

東洋経済新報社  セミナー事業部

mail: corporate@toyokeizai.co.jp

開催日程

DAY1

  2024年 9月 18日(水)

14:00-17:30

DAY2

  2024年 9月 19日(木)

14:00-17:30

開催形式

オンライン/ストリーミング配信

参加費

無料(事前登録制)

視聴対象者

製造業でビジネス現場部門責任者、DX推進・担当者の方、製造業の工場長、生産管理、生産技術、品質管理ご担当者様、製造業で工場DXの担当者の方

本フォーラム聴対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、視象者以外の方や競合の方などのお申込みはご遠慮いただいております。

  • 講演内容や配信時間につきましては変更になる場合がございますので、予めご了承下さい。

TOPDAY 1DAY 2

開催形式

オンライン/

ストリーミング配信