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AD2026.03.04

 

ビジネスもアスリートであれ不屈の自己管理術

“習慣化”で人生は変わる投資家・田中渓が徹底する行動科学と自己投資

#12 田中渓

ゴールドマン・サックス証券に17年間在籍し、後年は投資部門の日本共同統括として類いまれな手腕を発揮。そして現在は、投資家・ラジオパーソナリティーとして活躍する田中渓氏。激務をこなしつつも、トライアスロンの最高峰といわれるアイアンマンレースを完走できる体力と世界の富裕層と渡り合える知性を手に入れられたのは、“変われる自分”になるための理論を打ち立て、行動に移したからだったという。

text:Hiroyuki Yokoyama photo:Hideki Okura
制作:東洋経済ブランドスタジオ

次の一歩を踏み出して
“1%”側の人間になる

田中渓氏

戦略的思考と徹底した自己マネジメントで成果を出し続けてきた田中渓氏。まさに“成功したビジネスパーソン”の体現者だが、最初から何でもこなせる超人だったわけではないと打ち明ける。

「20代は体調もメンタルもボロボロでした。『1日20時間のデスクワーク』は珍しくなく、夜の会食にも頻繁に参加して、食事も睡眠もいい加減。『健康をお金に変えている』との実感があり、いつか倒れると本気で思っていました」

体重が急増した自分の体や、無理がたたって現場を去っていく先輩の姿を見て、意識改革を決意。さまざまなダイエットメソッドに挑戦した末、運動を記録して行動を見える化するレコーディングダイエットに成功への糸口を見いだし、健康的な生活への転換を図っていった。

「資産管理もそうであるように、現状維持は最大のリスク。同じことを繰り返し、いつの間にか衰えていたというのが、いちばんまずいのです」

ただ、そうした変化の必要性を痛感しつつも、変わるための一歩を踏み出せなかったり、すぐに挫折してしまったりする人も後を絶たない。田中氏も「挫折した経験は少なくない」と言うが、行動を継続できているのは、結果の予測精度を高めているからだという。

「“鬼リサーチ”と呼んでいるのですが、僕はいつも徹底的に事前調査し、ゴールまでの工程を子細に予測することで、積極的に挑戦できています。たとえ後戻りすることになっても、問題点を分析し、次に生かしています。

そして重要なのは、本当に行動すること。変わることの重要性をどれだけ伝えても、99%の人はやりません。感心するほどに、人間の脳は“言い訳”を製造できるのです。だから、残り1%の『やる』ほうに入るだけで、成功への道筋は開かれてきます」

また田中氏は、ビジネスパーソンがROI(投資利益率)を測る3つの資本として、お金と時間、そして体を挙げる。体が万全でないと判断を間違うし、適切なパフォーマンスを発揮できず、ビジネスに計り知れない悪影響を与えるからだ。さらに生活習慣は複利と同じであり、“利息”は加速度的に体をむしばんでしまうと訴える。

「自分の体や健康をぞんざいに扱っている人が、あまりに多いように感じます。体は、最も損失を避けるべき資産なんです」

幾重もの「習慣化」で 成功できる
自分を組み上げる

田中渓氏

管理すべきリスクの対象は「見通しにくい未来」だけでなく、「自分自身」も当てはまるという。

「新しい試みを続けるのに、努力や意思に頼っていてはいけません。自分というものが、最も当てにならないですから。『なりたい自分』に自身を導くには、“習慣化”を利用するべきです」

現在、田中氏の起床時間は3時45分と恐ろしく早い。4時から6時にかけて、20kmのランか6kmのスイム、30kmのバイクを行う。朝食を挟んだ後にエクササイズで体をほぐしてから出勤し、17時まで勤務。これが最高のパフォーマンスを生むために導き出したライフサイクルだといい、習慣化した生活を約7年にわたって続けている。

「僕のことを『ストイックな人』『意思の力が強い人』と言う人がいますが、決してそうではありません。投資の世界で成果を上げているのも、特別なスキルがあったからではない。ただ、やるべきことを成し遂げるための習慣化を徹底しています。僕がほかの人より秀でていると自負できるのは、習慣化するための技術ですね」

着用するウェアなどは前の晩に用意しておき、起床後何も考えずに行動に移せるようにする。前もってディナーの予約などを入れておくことで、早朝の運動のモチベーションも高めている。“やる気”が起きなくても「5分続けたらOK」と自分に言い聞かせ、脳内のドーパミンの分泌を促して集中できる状況へ誘う。幾重もの習慣化を活用し、“成功できる自分”を組み上げているのだ。

その習慣化に貢献しているのが、ガーミンのスマートウォッチ「fēnix 8 AMOLED」である。レコーディングダイエットと同じように各種数値を見える化できることで、ささいな体の変化にも気づけるようになったという。

「自身の体の評価から主観を極力排除できるようになりましたし、1週間、1カ月、1年とさまざまなスパンで過去と現在を比較検討することで、現状をより正確に把握できるようになりました。VO2 Max(最大酸素摂取量)や睡眠スコア、Body Battery(身体のエネルギー残量)などのデータも取れ、行動と調子の関係を示す重要なヒントを得ることができています」

「fēnix 8」は “今を記録し、現在地を知る”ツールに

成功により築いた資産を原資に、かつては高級時計を熱心にコレクションしていたというが、現在、昼夜にわたって田中氏の腕元にあるのはガーミンのスマートウォッチだ。フラッグシップモデル「fēnix 8 AMOLED」を身に着けながら田中氏はこう話す。

「古典的な高級時計も魅力的ですが、自分にとって、多種多様なデータが取れるガーミンがベストだという判断に至りました。デザインにこだわりを感じますし、非常にタフで実用性も優れている。今の僕は“高級ブランド”という価値よりも、自己マネジメントに貢献してくれる価値のほうに重きを置いているんだと思います」

手に入れる消費財には、「価値に見合う」「人生の満足度に貢献する」という指標を設けており、ガーミンの「fēnix 8」はそのどちらも高いレベルで満たしている。

「データで自己管理を徹底することで、健康を維持できたり、仕事のパフォーマンスが高まって生涯年収が増えたりするかもしれません。そうした可能性を踏まえ、この時計のコストを『月数千円程度のサブスク』と考えれば、とても安い買い物だということがわかります」

「fēnix 8」は健康管理や運動のためのデバイスにとどまらず、「生活や仕事のパフォーマンスを継続的にアップデートするための自己投資の道具」だと断言する田中氏。何を始めるにも、今を記録し、現在地を知ることが、あらゆる旅の原点だと述べる。

「山頂というゴールが見えていても、今どこにいるのかがわからなければ、目的地までたどり着けません。便利すぎて、スマホ依存のように主従関係が逆転してしまう事態は避けなければいけませんが、ガーミンの腕時計にはそのようなリスクもなく、実に優秀なツールだと思います」

代わり映えのない日常を甘受していては成長がなく、時間もあっという間に過ぎ去っていく。それも一つの生き方だが、「ささやかでも“物語の主人公”になりたい、刺激的な日々を送りたいのなら、変化を起こさないといけない」と田中氏は力説する。

そのために必要なのは、一歩踏み出す勇気と、大切な資産である身体能力の維持・向上、そして自分を変えていくための習慣化だ。ガーミンの「fēnix 8」は“物語の主人公”が手にする武器として、挑戦の旅路を支えてくれる。

田中渓氏
田中渓氏

田中渓

1982年、神奈川県生まれ。投資家。上智大学理工学部物理学科卒業。同大学院理工学研究科中退後、ゴールドマン・サックス証券に2007年に新卒入社。リーマンショックでは大幅減給や在籍部署の大幅人員削減など危機を経験する。その後、不良債権投資や不動産投資、プライベートエクイティ投資などさまざまな投資に従事。マネージング・ディレクターに就任し、投資部門の日本共同統括を務める。24年、17年間勤めた同社を退社。現在は少数精鋭の投資会社に勤務し、不動産投資の責任者を務める。著書に『億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド』(徳間書店)

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