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AD2023.12.15

 

ビジネスもアスリートであれ不屈の自己管理術

不屈の闘志と先進技術が導いた世界の境地

#8 リーチマイケル

およそ15年にわたり、日本を代表するラグビー選手として世界の強豪と渡り合ってきたリーチマイケル選手。選手生命を脅かすほどのケガに見舞われながらも決死のリハビリで克服し、精神的支柱としてチームを牽引してきた偉大な存在は、どのようにしてその高みに上り詰めたのだろうか。精神的に、肉体的にリーチ選手を支え続けてきたものに迫った。

text:Hiroyuki Yokoyama photo:Hideki Okura
制作:東洋経済ブランドスタジオ

自分を信じ続けて
強固な芯を築き上げる

リーチマイケル氏

日本のラグビーが初めて世界8強入りを果たした2019年。「ワンチーム」というスローガンの下、献身的な活躍によって勝利を引き寄せたリーチ選手の体は、限界を迎えていた。股関節をはじめ全身のあらゆるところに深刻な痛みが走り、当時は「青信号のうちに横断歩道を渡りきれないこともあった」と振り返る。それでも、数度の手術と過酷なリハビリを経て、ピッチに返り咲いた。

「不調のまま自分の選手生活が終わるなんて、絶対に納得できませんでした。引退するとしても、もっとハイレベルなプレーができてから、もう十分ラグビーをやり尽くしたと思えてからがよかったのです」

不撓不屈(ふとうふくつ)の闘志を絶やさないリーチ選手の精神性は、さらなる高みを目指し続ける中で養われた。激しいタックルを得意とする海外選手をマークし、敵の進撃を食い止めるすべを分析。同時に、決してぶれない心も磨き上げていった。

「大切なのは自分を疑わないこと。アップデートは必要ですが、迷いながらのトレーニングでは成果が上がりません。それにつねにポジティブでい続けること。トレーニング中も後も『疲れた』とは絶対に言わないし、考えもしません。実際に疲れていても、それを意識した途端に体が動かなくなってしまいますから。ポジティブな考えを持つと肉体も応えてくれて、ハードなトレーニングをこなせるようになるのです」

自分を信じ、強固な芯を築くこと。そうした心の持ちようが、戦い続ける原動力となっている。

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ハードなトレーニングに加え スマートな自己分析も欠かさない

リーチマイケル氏

プロスポーツの世界で生き抜くには、強い心とともに強靭な肉体も鍛え上げなければならない。誰よりもハードなトレーニングを行うとともに、スマートな自己分析も欠かさないのがリーチ流だ。

「後輩とはつねに勝負する関係です。それも、数値で負けないようにするのが重要。スプリント、パワー、体脂肪率……。数字はウソをつきませんから」

例えばリーチ選手の場合、スタミナを養うのには、1分当たりの心拍数が160回以上の無酸素トレーニングを9分ほど持続しなければならない。頭で感じるつらさと実際の心拍数にズレが生じるケースは少なくないため、フィーリングに頼らず、機器を使って正しく計測する必要があるという。

さまざまなツールを試した結果、たどり着いたのがガーミンの腕時計だ。GPS機器のパイオニアであり、多彩なセンシング技術や革新性を提案し続けるテクノロジーメーカーが示すデータは精密で、絶対の信頼を置いているとリーチ選手は語る。

「フィットネスジムに置かれているワットバイクやステッパーマシンなどと連動できますし、プロアスリートのトレーニングを支えるツールとしてとても優秀なんです。とくにラグビーは、オフシーズン中にチームから離れた状態でも、個人トレーニングや自己管理が求められる競技。ガーミンの腕時計があれば正確なデータでマネジメントでき、体の状態や成長度合いを正しく理解できるようになります。周りにも『使ったほうがいい』と言い続け、今では多くの仲間が使うようになりました。チーム全体でデータを有効活用できれば、もっと勝利に近づけるのではないかと考えています」

試合だけでなく、日々のトレーニングにおいても一流を貫く。ひたむきな努力の積み重ねによって、リーチ選手は他のラグビー選手や将来を夢見る少年たちから最もマークされる存在となった。

自分の弱点も成長も可視化 「人と差をつける」支えに

現在、リーチ選手が愛用している腕時計が「MARQ Athlete (Gen 2) Carbon Edition」だ。自らの限界に挑み続けるプロフェッショナルに向けて、「その記録を“マークする”」ことから名付けられたプレミアムGPSウォッチで、ガーミンにおいて最高峰に位置するシリーズ。手作業で130層以上を積み重ねて形成したフューズド・カーボンファイバー(融合化炭素繊維)を用い、1点ごとに異なる螺旋模様がベゼルに浮かび上がる。

「一つとして同じものはないという特別感は、すごく魅力的ですね。それに、カーボンだからものすごく軽い。腕時計を外さなくてはいけない練習以外、食事中も就寝中も着けっぱなしですので、ありがたいですね」

カーボンファイバーは電波を遮断する特性を持つことから、GPSウォッチでは使用が難しいとされる素材だった。しかしガーミンのエンジニアは不屈の研究開発を続け、8年もの歳月を経て製品化を実現。その点にも、シンパシーを感じたという。

「眠りの質がわかる『睡眠モニタリング』や自分の状態をスコアで表示する『トレーニングレディネス』は本当に正確で、それらを参考に日々の自主練の内容を検討しています。また、僕の使い方だと2週間以上はバッテリーが持つし、タッチ操作ができるAMOLEDディスプレーも便利。あとは交通系ICの機能で決済したりワイヤレスイヤホンと連携して音楽を再生したり……。かなり使いこなしているほうだと思いますよ(笑)」

トップアスリートとして、先進テクノロジーを積極的に使いこなしているリーチ選手。ビジネスアスリートとして活躍するにも、こうしたツールが必要なのではないかと訴える。

「ガーミンの腕時計があれば、自分の弱点も成長も見えてきます。そうした自己分析は、人と差をつけるために欠かせないもの。見た目もスタイリッシュですし、ビジネスという戦いの場でも存分にサポートしてくれるツールだと思います」

リーチマイケル氏
リーチマイケル氏

リーチマイケル

1988年10月7日、ニュージーランド生まれ。5歳からラグビーを始め、15歳のときの2004年に北海道・札幌山の手高校に留学。東海大学へ進学し、在学中の2008年に日本代表入りを果たす。2011年に東芝ブレイブルーパス(現・東芝ブレイブルーパス東京)に入団。ラグビーワールドカップには4大会連続で出場し、2023年フランス大会でもチームの要として活躍した。

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