ICT活用のプロセスで身に付く論理的思考力、問題解決能力
Society5.0時代の教育現場ではこれまでの教師主導の一斉授業による知識習得から、児童・生徒による主体的・対話的で深い学びの実践へ変化しようとしている。そのための新しい文房具がPCやタブレットであり、そこでICTを活用する。
教育現場にICTを導入する意義について、松下教授は次のように話す。「答えのない現代社会で生きていく子どもたちに必要なのは、どう効率的に、論理的に複数ある解に向かっていくかを自ら考える力です。ICTによってより効率的に知識を習得できるだけでなく、自ら考える力を養うのに大いに役立つでしょう」
中でも、動画の活用は効果的なようだ。
「まず、教員が動画を授業に活用するケースでは、情報量が多いので、3次元的な表現と時間的表現、つまりモノをさまざまな角度から見せることができるので、子どもの理解を促進し、積極的な関心を引き出すことにつながるでしょう。
私自身も大学の授業で、解説用の動画コンテンツを作って公開しています。学生はいつでも好きなときに解説動画にアクセスでき、私も何度も同じ質問を受けずに済むようになりました」
一方、子どもが動画をつくる授業についてどうだろうか。
「動画制作は、自分の興味や好奇心など、まさに正解のない問いに自分なりの答えを見つける学びになります。その過程で、論理的・創造的思考、問題解決能力が養われていくことが期待できる。また、グループワークで行えば、コミュニケーション能力も磨かれるでしょう。
さらに重要なのは、成果物を仕上げたという実感を持てること。成功体験の獲得は、新しいことに対するポジティブな気持ち、興味・関心の喚起につながります。動画制作のプロセスで育まれる思考力や判断力がその後のさまざまな学びに生かされるでしょう。
初歩的な段階では、スマートフォンやタブレットで動画を撮影して、不要な部分をカットする。それだけでも、『動画を編集する』という最初の学びとしては、十分でしょう。そこで生まれた興味や好奇心を基に学習を進め、学年が上がれば、動画の上に文字を載せたり、音楽を入れたりといったことへステップアップさせていくのがよいと思います」
動画制作授業がデジタルシチズンシップを学ぶきっかけに
ここで大事になるのが、授業をリードする教員の役割だ。
「まず教員が、『勉強させる』という概念から離れることが大事。子どもたちが『自由に楽しく』取り組む環境をつくるのがいいと思います。そして、教員たちも子供たちと一緒に動画をつくるプロセスを楽しんでほしいですね」
「さらに、情報の受け手を考慮した表現方法の工夫など、いわばモラルを学ぶ場となります」と続ける。
「情報を発信する際には、情報の正確性や信頼性により注意深くならなくてはなりません。自分の出す情報は正確なのか、根拠はあるのかという問いが、他人が発信した情報を精査する能力を高めることにもつながるでしょう。動画制作授業は子どもたちが、いわゆるデジタルシチズンシップを学ぶよいきっかけになると言えますね」
教員が使うノートPCはスペックもルックスも大事
では、動画制作授業をはじめ、新しい教育を実践していく教員たちはどのように自分たちが使うノートPCを選べばいいのだろうか。松下教授は次のようにアドバイスする。
「まず、動画を扱う場合、クラウドではなく一時的にPC本体にデータを保存することがあると思うので、ストレージへのアクセスが速いSSD搭載モデルが効率的でしょう。私自身、SSD搭載による起動の速さも重視しています」
今回のインタビューでは、実際にASUSの新しいビジネス向けノートパソコンASUS ExpertBook B5 B5302FEA/B5302CEAを操作いただいた。
「やはり、SSD搭載モデルは、ぱっと開いて、すぐに使えるのがうれしいですね。メモリは8GBから16GBあれば、動画の操作にも十分対応できるでしょう。コンパクトなのにほどよい画面の大きさも使い勝手がよさそうです」と松下教授は手に取る。
「軽いですね。教室では、PCを持って子どもたちの机の間を歩きながら、様子をみたり、声をかけたりするシーンを想像すると、このくらい軽量だと楽です。落下衝撃などにも強い堅牢さも大切なポイントではないでしょうか」
ASUS ExpertBook B5 B5302CEAの重量は約1kg。一方のASUS ExpertBook B5 B5302FEAは約1.2kgで360度回転するディスプレーはタッチパネルとなっている。両モデルとも、外部ディスプレー出力のHDMIやUSBポートをはじめ充実したインターフェースも特徴の1つだ。
「動画に限らずいろいろな授業でディスプレーを活用したシーンがあると思いますし、Wi-Fiの接続環境が悪いときに有線LANへ切り替えるといったシーンを想定するとこのインターフェースの多さは重宝するでしょう」
「仕様的にいえば、防滴加工してあるキーボードも魅力なのですが」と一呼吸置いたところで「実は、もう1つ私が重視しているポイントがあるんです」と続けた。
「かっこよさが大事だと思うんです。教員はICTを授業に活用していくために、必修となったプログラミングをはじめとする新しい教育に対応していくために、これから新しいことをどんどん学んでいかなくてはなりません。そういう意味では、そのノートPCを持っているだけで学ぶモチベーションが上がるような、見た目のかっこよさ、おしゃれさも大事だと思っています。これは、私の気分を上げる十分なかっこよさがある。若いビジネスパーソンにも支持されるのではないでしょうか」
「機能のバランスや外観などから考えると、こちらの2台はICT活用に取り組む先生方にフィットするマシンではないかと思います」
松下教授が言うように、新しい教育が始まったことで、先生も子どもたちと一緒に新しい道具で学び続けることが必要だ。このことは、ASUSとインテルが掲げているキャンペーンメッセージ「Education Explorer/Designed for Explorers. Education for All. −好奇心に応えるテクノロジーで、あらゆる人に学びの手段を。」と重なる。
「私は教育者なので、メッセージ後半の、あらゆる人に学びの手段を、という表現に引きつけられました。学びは学校の中だけではありません。まさに、あらゆる人々が学び続けなくてはならない環境となっています。その学びも、大人が自分よりもずっと年下の学生から学ぶこともあるでしょう。その真ん中にテクノロジーがある。ASUSのPCのまわりに、多様な人々が集って学び合っているようなシーンが想像されますね」とインタビューを締めくくった。
ASUSの教育担当者が公務PCに
ASUS ExpertBook B5 B5302FEA/B5302CEAを
お勧めする理由
教育現場でのICT活用で教員もPCの使用機会が増え、用途も多岐にわたっています。
今回は松下先生に動画活用をトピックとしてあげていただきましたが、PC選びは授業の充実や学びの可能性に影響する重要な要素ではないでしょうか。
本来動画編集をスムーズに行う場合は筐体の大きいハイスペックPCで行うのが一般的でした。また動画編集を行いたいと思った場合、普段公務で使用しているパソコンでは、スペック不足の観点からなかなかスムーズに行うことができず、専用の端末を別途、学校で準備をする必要がありました。
しかし、薄型コンパクトなPCでも、第11世代インテル® Core™ プロセッサー搭載で大容量メモリ、高速・大容量ストレージ搭載のASUSのExpertBook B5 B5302FEA/CEAでは1台で実現可能。
これまで実現が難しかった1台で2役をこなすことが可能となります。
そしてASUSのExpertBook B5 B5302FEA/CEAは普段の公務PCとしてもAIノイズキャンセリング機能、指紋認証付き電源ボタンなどのセキュリティ機能、周辺機器を多用する学校現場に対応する充実したインターフェースを備え、非常に使い勝手の良い仕上がりになっています。
さらに故障原因不問のASUSのあんしん保証対象で、やんちゃな低学年の子どもに接する先生でも安心。
ASUSで一歩先のICT授業に取り組もう。
さあ公務PCを入れ替えするなら
ASUS ExpertBook B5 B5302FEA/CEAが
オススメ。
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