再生医療や細胞治療などのAdvanced Therapyは、製薬業界における次世代の治療法として注目を集めています。しかし、その実用化と普及には、膨大なデータ管理、品質保証、規制対応など、従来の枠を超えた課題が存在します。
本セッションでは、医療DXがもたらす変革の可能性に焦点を当て、デジタル技術による製造プロセスの最適化、データ活用による治療効果の検証、そしてAI活用の推進について解説します。さらに、業界の最新動向を踏まえ、再生医療の開発・一般導入を加速させるための戦略を具体的な事例とともに紹介。
製薬・医療企業が今取り組むべきデジタル戦略についてご紹介いたします。
開催概要
開催日程
2026年 1月 26日(月)15:00-16:30
開催形式
オンライン/ストリーミング配信
参加費
無料(事前登録制)
参加対象
製薬会社、医療機関の方、事業会社のCHRO、経営企画・人事・総務・DX関連部門の方、ヘルスケアやライフサイエンスのDXにご興味がある方
本フォーラムは視聴対象者を限定しており、法人様向けとなります。個人の方、視聴対象者以外の方や協賛企業と競合の方などのお申し込みはご遠慮いただいております
プログラム
基調講演
15:00 - 15:30
iPS細胞研究の進化と社会実装:オルガノイド・AI時代の再生医療・創薬戦略
かつてわが国のお家芸とされたiPS細胞研究は、オルガノイド技術やAI解析を取り込むことで新たな進化段階に入り、基礎研究・再生医療・創薬のすべての領域で実用化へ向けた世界的潮流を生み出しつつあります。本講演では、こうした最新動向を背景に、iPS細胞技術を核とした再生医療および創薬研究の最前線を概説するとともに、社会実装に向けて残された科学的・技術的・制度的課題について整理し、今後の展望を議論したいと思います。
慶應義塾大学
再生医療リサーチセンター
教授・センター長
岡野 栄之 氏
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1983年慶應義塾大学医学部を卒業後、大阪大学蛋白質研究所、東京大学医科学研究所で助手を務め、米ジョンズ・ホプキンス大学医学部でポスドク研究員。その後、1994年筑波大学分子神経生物学教授、1997年大阪大学医学部神経機能解剖学教授に着任。2001年から2024年3月まで、慶應義塾大学医学部生理学教室教授を務め、その間、同大学医学部長および医学研究科委員長を歴任。2022年より米マサチューセッツ工科大学の客員教授を兼任、2024年4月より慶應義塾大学再生医療リサーチセンター長・教授、現在に至る
事例講演
15:30 - 16:00
再生医療現場におけるデータ活用の重要性
再生医療市場は拡大が続く一方、細胞特性によるばらつき、属人的な手技、紙・表計算ソフト中心の記録などにより、データを十分に活用できない構造が残っています。本ウェビナーでは、当社が考えるこれら課題の本質と、品質向上・トレーサビリティー強化へつながるデータ活用の進め方を、具体例やアプローチとともに紹介し、未来のものづくりに向けたデータ活用の重要性についてご説明いたします。
株式会社日立製作所
インダストリアルAIビジネスユニット
エンタープライズソリューション事業部
医薬システム本部・主任技師
真野 敦美 氏
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再生医療等製品バリューチェーン統合管理プラットフォーム(HVCT RM、2021年サービスイン)の運用・拡販・開発を推進し、医薬サプライチェーンの品質・トレーサビリティーとDXに取り組む
Salesforce講演
16:00 - 16:30
Agentforce Life Sciencesが変革する先進治療薬管理
〜AI Agentがサポートする先進治療〜
ライフサイエンス業界では、CAR-T治療、細胞治療、遺伝子治療など、高度な治療法の登場により、通常の医薬品より複雑なサプライチェーン管理と患者ケアが求められています。
本講演では、「Agentforce Life Sciences」のAI Agent機能が、患者さん、医師、製薬、CDMOをサポートする機能を中心にご紹介します。
株式会社セールスフォース・ジャパン
ソリューション統括本部 インダストリーアドバイザー事業部 ライフサイエンス業界担当
シニアマネージャー
早田 和哲 氏
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2002年にイギリス系製薬に入社。以後20年以上ヘルスケア・ライフサイエンス業界でいくつかの事業会社を経て、2021年2月より現職。セールスフォースでは、主にライフサイエンス領域で、Life Sciences Cloudを中心とした様々なDXソリューションの日本展開を推進している。2023年6月まで、World Economic ForumのFellowも兼任し、Agenda Blogを投稿している
株式会社セールスフォース・ジャパン
ソリューション統括本部 B2Cソリューション本部 Associate, Specialist SE, Life Sciences Cloud
分籐 貴文 氏
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2021年4月Salesforce Japan入社、入社後ヘルスケア・ライフサイエンス業界向け製品を担当。患者情報管理ソリューションを中心に提案サポート。2024年よりLife Sciences Cloud を担当。現在は製薬、医療機器メーカーを対象にクリニカル、メディカル、コマーシャル領域全般の提案をサポートしている
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