この大きな画面サイズを生かし、折りたたみスマホでは一般的なスマホよりもマルチタスク、マルチウィンドウの機能が充実していることが多い。iPhone Duoでも、画面を分割して、2つのアプリを同時に開いて操作することが可能だ。一方で、Androidでは2つ以上のアプリを同時に開ける機種も少なくない。
iPhone Duoと同じく開いたときに横長になるサムスン電子のGalaxy Z Fold8は、画面を3つに分割してアプリを横に並べることができる。1つ1つはちょうどスマホの縦長ディスプレイに表示したときのような体裁になり、使いやすい。SNSを表示しながらブラウザーで調べ物をして、メモを取るといったように、複数の作業を同時にこなせるのが便利だ。
また、Galaxy Zシリーズやモトローラのrazr fold、OPPOの「Find N6」などの一部機種は、ある程度自由にサイズを変更できるウィンドウとしてアプリを開くことも可能。複数のアプリをウィンドウとして表示し、使いやすいように並べて使える。さすがに8インチ前後だと4つも5つも開くのは現実的ではないが、PDFとメールを開いて数字を確認しながら電卓で計算するといったようなシーンで使える。
画面分割自体はiPhone Duoでもできるが、残念ながら、左右のアプリの横幅は半々に固定されており、比率の変更には対応していない。これも、Androidの折りたたみスマホは大抵の機種で対応済み(razr foldは非対応だが……)。Xのタイムラインのように縦に情報が流れるアプリや、対話するだけのAIアプリは細長くして、ブラウザーやテキストエディタなどに面積を割くことが可能になる。
早くから展開してきたぶん、利用者のニーズを取り込んで柔軟性を持たせてきたのがAndroidの折りたたみスマホと言える。iPhone Duoは操作の複雑さを排除するためや、非対応アプリのことを踏まえてあえて半々にしたのかもしれないが、柔軟性ではAndroidの折りたたみスマホに軍配が上がる。
画面の半分がタッチパッドに、置いたまま使える充実の機能
半開きの状態で、机やテーブルの上に置き、ノートパソコンのようなスタイルで使えるのも、折りたたみというギミックを生かした特徴だ(Galaxy Z Fold8のように非対応なものもあるが)。iPhone Duoはヒンジをほぼすべての角度で固定することができ、アプリによっては画面を分割してコントロールパネルが表示されるなど、しっかり半開きで使えるよう作り込まれている。


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