スタートアップにとって、資金調達は成長を加速させるための大きなドライバーだ。資金があれば、自社の収益以上の大きな投資が可能になる。さらに資金調達の成功は、投資家や金融機関から「成長期待が持てる」と判断された結果でもある。
フォースタートアップスが運営するSTARTUP DBは、国内スタートアップの資金調達額を毎月ランキング形式でレポートしている。今回は2026年9月分の結果から、調達額上位の企業と投資の内訳を確認していきたい。
キャディの評価額は1820億円に
製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」を展開するキャディが総額177億円の資金を調達した。うち9月の調達は103.8億円で、シリーズDラウンドとして、ムーア・ストラテジック・ベンチャーズやコアライン・ベンチャーズといったアメリカのベンチャーキャピタル(VC)などが出資している。同社のリリースによると評価額(バリュエーション)は1820億円に達したといい、国内のスタートアップの中でも上位に入る。調達資金は独自AI・テクノロジーの開発や北米を中心としたグローバル事業体制の拡充、人材投資に充てるという。
東京大学発の次世代遺伝子治療技術の社会実装を目指す、アメリカ拠点のスタートアップ、Typewriter Therapeutics(タイプライター・セラピューティクス)がシリーズAで約90億円(5600万ドル)の資金を調達した。ANベンチャーズやRAキャピタルマネジメント、ANRI、Gemseki、SBI USゲートウェイファンドなどが出資者として名を連ねる。
対話型AI面接やAI研修など「エンプロイーサクセスプラットフォーム」を展開するPeopleXはシリーズAラウンドで54.5億円を調達。Angel Bridge、オープンアップグループ、WiL、One Capitalなどが第三者割当増資の引受先に名を連ねる。
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