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キャリア・教育

「推薦入試が増えているから日本人の学力は落ちる」は本当? 東大の試験まで変えつつある「頭のよさ」の新しい背景

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タブレットで勉強する高校生
これからの社会で必要とされる「頭のよさ」とは?(写真:zak/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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だから僕は、一般入試と推薦入試が、実は少しずつ同じところに向かっているのではないかと思っています。

これからの「頭の良さ」は、一人で解く力ではない

そこで測ろうとしているのは、単純な暗記量でも、派手な活動実績でもありません。

・自分の現在地を理解する
・必要な情報を集める
・ゴールから逆算する
・周囲の人に助けを求める
・AIやテクノロジーを使う
・結果を見て、自分のやり方を修正する
・そして最終的に、何らかの成果まで持っていく

そういう、「使う力」です。かつて「頭がいい」とは、難しい問題を一人で解けることだったのかもしれません。でも現代社会では、難しい問題ほど一人では解決できません。知らないことがあれば調べればいい。自分より詳しい人がいれば聞けばいい。AIが得意なことなら、AIに任せればいい。

そのうえで、「では、自分は何を考え、何を選び、どう行動するのか」が問われます。そう考えると、推薦入試の広がりを単純に「学力軽視」と捉えるのは、少し違うのではないでしょうか。

むしろ大学側が、「テストで何点取れるか」だけでは測りきれなくなった新しい時代の知性を、どうにかして測ろうとしている。東大の入試まで変わっているのは、その象徴なのかもしれません。

推薦入試が一般入試より優れている、と言いたいわけではありません。しかし、どちらの入試でも、これから問われる「頭の良さ」は同じ方向に近づいています。

全部を一人でできる人ではなく、使えるものを使いながら、考え、選び、最後まで完成させられる人。

これからの受験で本当に強いのは、そんな人なのだと思います。

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