東洋経済オンラインとは
ライフ

高畑裕太「2740字の声明文」に抱いた"不信感"の正体…衝撃すぎた《ギロリ顔と母の号泣》による、10年越しの呪い

10分で読める
事件当時、釈放された後に険しい表情で前橋警察署を出る高畑裕太(写真:時事)(写真:時事)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES

叩かれた俳優の信頼回復に共通して求められるのは、批判の視線から逃げない・正面から向き合う覚悟、すなわち「さらされる覚悟の顔」だ。これは会見を開くということだけでなく、役者の仕事でもプライベートでも、共通して求められる姿勢だ。

次に見せるべき「2つの顔」

1つ目の顔:会見・インタビュー・プライベートで見せる顔

まず「素顔」を見せることーーそれが、テキスト声明の限界を超えるための第一歩だ。批判の視線にさらされながらも逃げずに顔を見せ続けることが、脳に刻まれた「ギロリと凝視する顔」を少しずつ上書きしていく可能性がある。

2つ目の顔:役者として「叩かれ役」を引き受ける顔

叩かれた俳優に世間が求める役柄には、興味深いパターンがある。悪役や因果応報で制裁される役など、ドラマの中でも「叩かれ役」を演じると評価されやすい。これは「さらされる覚悟」を仕事で示す形と言える。

舞台を中心に活躍する現在の姿。26年3月にWOWOWで配信された亀梨和也主演のドラマ『ストーブリーグ』でドラマ復帰したことが話題となった(画像:高畑裕太公式X @yutatakahataより)

俳優の伊藤健太郎は、20年10月に起こしたひき逃げ事件を起こし(逮捕された後、不起訴)、1年ほど活動を休止している。最近は女優・出口夏希との熱愛報道があったが、そこでも6年前の事故について蒸し返されることとなった。

しかし、復帰後は「叩かれ役」も着実にこなし、役者としての実力をつけている。映画復帰作で主演作となった『冬薔薇(ふゆそうび)』では、阪本順治監督が伊藤をイメージして当て書きしたという、「何をしても中途半端な“ろくでなし”」役を見事に演じきった。

批判の視線を正面から受け止め、「嫌われ役」を演じることで復帰への道を開いたのだ。直近でも、5月26日からMBSで寛一郎とのW主演ドラマ『100日後に別れる僕と彼』が、6月7日からはWOWOWで主演ドラマ『連続ドラマW コンサルタント-死を執筆する男-』が放送されるという活躍ぶりである。

それはプライベートでも仕事でも、逃げずに「さらされる覚悟の顔」を見せ続けた結果かもしれない。世間の批判感情の受け皿になることで、徐々に印象が変化していったとも考えられる。

次ページが続きます:
【顔を見せない選択は、信頼回復を極めて難しくする】

6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象