ほかに、区内で6カ所の「都市核」も選ばれている。都市核は「区民だけでなく、来訪者も含めた多くの人々が集まる場として、また各地域の商業や文化・生活・行政などの広域的な拠点」であり、地域核よりも大きい拠点といえる。門前仲町、東陽、亀戸、豊洲、南砂、臨海副都心・豊洲埠頭地区の6カ所が該当する。
つまり江東区において各地区の街づくりが検討されるなかで、森下は小さな拠点に分類されたということだ。
街づくりの注力度合いが低い
11年のマスタープランでも、森下駅周辺は「地域核」と位置付けられた。「都市核」は変わらず6カ所だが、門前仲町都市核が門前仲町・越中島都市核となり、臨海副都心・豊洲埠頭地区が有明都市核に改称された。
そして最新の22年のマスタープランでは、11年まで6カ所だった都市核が9カ所とされ、森下駅と同じ地域核の道を歩んできた隣駅の清澄白河駅は都市核へ格上げされた。
森下は地域核のままで、「市街地の機能更新や建築物のリノベーションにより幅広い世代が利用できる生活利便機能・商業機能を誘導」するとされている。都市核の方針には、「再開発」や「大規模な土地利用転換」といったワードが登場しているが、森下に関してそのような内容は書かれていない。
また、22年のマスタープランでは重点戦略として①地下鉄8号線延伸のまちづくり、②未来の臨海部のまちづくり、③浸水対応型のまちづくりの3つが定められているが、この重点戦略に森下は含まれていない。
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【森下が再開発されない理由まとめ】
