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人手不足で変わるゴルフ場の芝刈り現場、共栄社が無人化で攻勢/海外売上高5割に到達、成長をさらに加速

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共栄社が展開するゴルフ場向けの無人芝刈り機。正式に販売を開始した2021年以降の累計販売台数は100台を超えた(写真:共栄社)

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「中堅企業」カテゴリーの創設から約1年半が経過し、政府の支援策も本格的に動き出した。AIの進化や人手不足、インフレといった構造変化の中で、中堅企業は成長の牽引役として存在感を高めている。本特集では注目企業の戦略や競争力の源泉を徹底解説。ランキングなどを通じて、その実像と可能性に迫る。

共栄社|未上場(愛知県豊川市)

[業 種]機械
[設 立]1918年
[代表者名]林秀訓
[売上高]156億円(2025年12月期、単体)
[従業員数]354人(単体)

ゴルフ場の芝刈りを“無人化”する――。そんな変化を牽引しているのが、創業100年を超える老舗メーカー、共栄社だ。人手不足を背景に需要が急速に拡大し、同社の無人芝刈り機を導入するゴルフ場が増えている。

共栄社は1910年創業の業務用芝刈り機・草刈り機メーカー(設立は1918年)。もともとは養蚕向け機器を手がけていたが、時代の変化に合わせて農業機械へ転換し、59年に芝刈機市場へ参入した。以降は緑地管理機械メーカーへと変遷し、同社の製品は全国のゴルフ場をはじめ、公園・サッカー場・スポーツグラウンド・企業緑地などで広く使われている。

「50年代はゴルフ場開発が全国で進んでいたので、2代目社長が事業転換を決断した」。現在4代目の林秀訓社長はそう振り返る。主力ブランド「BARONESS(バロネス)」はプロの現場で支持を集めてきた。

2025年6月にはIHIアグリテックの芝草管理機事業を買収し、「共栄社シバウラ」を設立。国内ゴルフ場向けのシェアは、バロネス35%、シバウラ15%と、共栄社グループで約半分を占めるまでに拡大した。

日本の芝に合わせた独自技術

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