京都好きは必ず見ている? 10年超続くNHKドラマ『京都人の密かな愉しみ』にハマる理由…最終回を前に「大きな不安」も

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京都人が愛するという十三夜の月はちょっと欠けているほうがいいというもの。全部手に入るなんてとんでもない。三八子はパリで満たされた8年を送った分、いよいよ拒んでいた家の継承を決意するのだろうか。せっかく十代目になる気になった洛はどうなる? 最終回が気になる。

京都人の密かな愉しみ
三八子はついに久楽屋春信を継ぐのか?(画像:NHK ONEサイトより)

最終回を前に感じた「不安」

と、ここで1つ大きな不安がもたげてきた。もしかしてこれで今度こそ『京都人〜』は完結してしまうのではないかということだ。

第1シリーズから掲げてきた継承問題が解決したら終わってしまいそうではないか。いやいや、せっかく第3シリーズまで続いたのだから、このまま、久楽屋春信を舞台にしたファミリーヒストリー的に三八子、洛、とその子孫の話を延々続けてほしいものだ。でもそうすると、今の時代を通り越して未来の京都になってしまいそうだが。

「京都がダメになるときは日本がダメになるときだ」と東雲が最終回の予告で言っていた。よそさんが京都を識る絶好のドラマ『京都人〜』は永遠であってほしい。

偶然にも筆者は、第1シリーズがはじまった15年から京都と東京で2拠点生活をはじめた。そのため、このシリーズはよそさんが京都を学ぶ絶好の参考書だったのだ。

10年経っても筆者はまだまだ修業中である。『京都人』シリーズでもっと勉強させていただきたい。

木俣 冬 コラムニスト

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きまた ふゆ / Fuyu Kimata

東京都生まれ。ドラマ、映画、演劇などエンタメ作品に関するルポルタージュ、インタビュー、レビューなどを執筆。ノベライズも手がける。

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