京都好きは必ず見ている? 10年超続くNHKドラマ『京都人の密かな愉しみ』にハマる理由…最終回を前に「大きな不安」も
第5話「まことの花」からは「Blue 修業中」の主要メンバー・若林ケント幸太郎(林遣都)が登場。京都を代表する庭師・美山清兵衛(石橋蓮司)の後を継ぐことになる。だが、美山とは血が繋がっていない。つまり洛と似た立場であり、ここからぐぐっと「継承」というテーマが色濃くなっていく。
久楽屋春信八代目の鶴子(銀粉蝶)は病にかかり、200年以上続いた老舗は風前のともしび。本来、三八子が九代目として継ぐはずだったが、彼女は家より恋を選んでパリに行った。それが第1シリーズの物語だった。
あれから8年、まわりまわって、いま再び、三八子にやっぱり家を選ぶべきか迷いが訪れる。逃げると追いかけてくるものと言うが、まさにその状態だ。つまり第3シリーズは女三代の継承の物語。
女三代、100年の物語を紡いだ朝ドラ『カムカムエヴリバディ』
「二兎を追う者は二兎を得る」という物語?
女三代継承の物語によって、新ヒロイン・洛は『SHOGUN 将軍』にも出ている穂志もえかの名演もともない、とても魅力的だが、第1シリーズのヒロイン・三八子が俄然存在感を増している。
第1シリーズで三八子の家と恋の物語は完結したわけではなかった。一度は家に縛られず、恋を優先した彼女が、恋を成就させ結婚したうえで今度は家に回帰する。二兎を追う者は一兎をも得ず、ではなく、二兎を得るという話のようではある。
とはいえ、京都の老舗の継承はそんなお気楽な話ではない。例えば、幸太郎は念願の庭師の継承を果たした直後、手痛い失恋をしてしまい、禍福は糾える縄の如しだと東雲に言われる。三八子の人生もおそらくそういうものであろう。





















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