没入感がハンパない「聴く読書」の新常識──アマゾンの音楽サブスク、体験の定着を目論む戦略に迫る

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ライアン・レディントン氏とボブ・キャリガン氏
Amazon Music統括責任者のライアン・レディントン氏(左)と、Audible CEOのボブ・キャリガン氏(右)。Amazon Music Unlimited へのAudibleのバンドルについて、相互の期待感を語った(筆者撮影)
この記事の画像を見る(5枚)

音楽サブスクサービスが当たり前になりつつある中で、サービスの個性化を推し進めている。

アーティストが喋るラジオやプレイリスト、AIマッチングなど、様々な施策が進む中で、アマゾンは、日本市場において同社の音楽サブスクサービス「Amazon Music Unlimited」に、オーディオブックの「Audible」をバンドルする戦略を、東京・港区で開催したイベントで発表した。

音楽とオーディオブックを組み合わせる狙いと、「聴くエンタメ」の未来について、Amazon Music統括責任者のライアン・レディントン氏と、Audible CEOのボブ・キャリガン氏に、東京で話を聞いた。

「推し活」は日本がお手本、サブスクは5年で3倍

Amazon Music(https://music.amazon.co.jp/)は、アマゾンが提供する音楽の聴き放題サブスクサービスだ。1億曲以上の音楽が聴き放題で、月額1080円(プライム会員は980円)で、3カ月無料体験のキャンペーンもスタートした。

Amazon Music Unlimitedは、過去5年間で約3倍のユーザーを獲得し、成長を続けている。その成長要因として分析しているのが、「Amazon Musicの独自性」を作り出す戦略だった。

Amazon Musicの総括責任者であるレディントン氏は、世界的なAmazon Musicの成長要因のお手本が、日本にあるとしている。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事