リケンテクノス（4220 東証プライム） | Investors' Insight

（4220 東証プライム）

有力企業ガイド2025 夏

代表取締役社長執行役員
常盤和明

2025/06/18

制作：東洋経済ブランドスタジオ

グローバルに展開するプラスチック成形材料メーカー

当社は、塩化ビニル樹脂、熱可塑性エラストマーをはじめとするプラスチック成形材料のサプライヤーです。コンパウンド、フィルム、食品包材の3つの事業領域で、日本国内のみならずASEAN、北米、中国等の各地域で市場セグメント別に多様な分野で活動し、現在では日本をはじめ世界8カ国に製造・販売拠点を有しています。また、ROE向上、株価も意識した経営を行っています。

当社が開発・製造・販売している食品包装用ラップ「リケンラップ^Ⓡ」

中期経営計画では「稼ぐ力」と「サステナビリティ」に注力

当社は、2026年3月期から2028年3月期までの3ヵ年中期経営計画「One Vision, New Stage 2027」を策定し、「稼ぐ力」の伸長と「サステナビリティ」を2本の柱として注力するとともに、財務戦略／ステークホルダーコミュニケーションに取り組んでいきます。経営目標としては、2028年3月期に売上高1,500億円、営業利益120億円を目指します。

「稼ぐ力」を高めるための戦略を実行し、これらを支える各種投資を積極的に行っていきます。

また、株主還元では、前3ヵ年中期経営計画より連結配当性向を35%へ引き上げています。財務状況と事業のバランスも考慮しつつ安定的な配当を今後も継続するとともに、必要以上の自己資本を持たないことを基本方針として更なる株主還元に努めます。

更なる成長へ向けたバランスシート改革

「価値創造するバランスシート」に向けた改革に取り組み、現預金圧縮、Cash Conversion Cycle改善等のバランスシートの構造改革を行います。政策保有株式についても圧縮していく方針です。中計3年間の営業キャッシュフローに加え、これらにより生じる資金により、中長期的な事業の成長に必要な投資および株主還元等を実施し、資本コストの低減への取り組みも進めていきます。