商品券配布問題、自民党の細野豪志政調会長代理は「石破首相の新人議員との会食は広い意味で政治活動」と発言

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(写真:ブルームバーグ)

自由民主党の細野豪志政調会長代理は16日、石破茂首相が自民党新人議員との会食に際し商品券を配布した問題で、首相公邸での同会食は「政治活動の一環」だとの認識を示した。

細野氏はフジテレビ「日曜報道」に生出演し、この話を聞いてどう思ったかとの質問に対して、「石破さんなら政治変えてくれる」との期待があった総裁選で推薦人を務めたことから、「申し訳ない」と述べた。

広い意味で政治活動

同会食について細野氏は、新人議員は経験が浅く、最も経験のある総理が食事するのは広い意味で政治活動だとした。ただ、それと慰労目的でお土産を渡すこととを明確に分けており、それイコール政治活動ではないとの考えを示した。さらに政治活動をどう定義するかは法律に書いてあるわけではないと指摘した。

自民党大会で演説する石破茂総裁(3月9日都内)Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

政治資金規正法では公職の候補者の政治活動に関して金銭、物品などの寄付をしてはならないと規定、特定候補者への過度な資金提供による影響を防ぐことで選挙の公正性確保を図っている。石破首相の商品券配布を巡っては与野党から批判が出ていて、夏の参院選を控え少数与党の政権運営に影響が出る可能性もある。

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