「中高生がAI悪用で750万」知らなかった親の"罪" いまや子どもたちは高度な罪を犯す可能性がある

未成年者による、AI技術を駆使した驚きの犯行が明らかになりました。
2025年2月、携帯大手「楽天モバイル」のシステムに対し、生成AIを悪用して作ったプログラムで不正ログインし、100件以上の回線契約を結んでいたとして、中高生3人が不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは14歳から16歳の未成年。しかも、彼らが犯行に利用したのは、いまや誰もが簡単に利用できる生成AIサービス「ChatGPT」でした。
3人は秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」を介して知り合った人物から購入した約30億件のIDとパスワードの情報を基に、自動的にログインを試みるプログラムを生成AIを駆使して開発。不正に契約した回線を転売して、およそ750万円相当の暗号資産を得ていたとみられます。
3人はオンラインゲームで知り合い、協力してプログラムの作成や運用を行っていたといいます。
NHKの報道によれば、「高度な犯罪方法を考案することで、SNSで注目されたかった」「稼いだ金はオンラインカジノなどで使った」などと供述し、容疑を認めているとのこと。
中高生でも簡単に大それた罪を犯すことができる
生成AIの登場により、専門的なプログラミング知識を持たない者でも高度なマルウェアを作成することが可能な時代が訪れています。
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