(5970 東証プライム)
代表取締役社長
高尾 直宏
車体システムサプライヤー(ティア0.5)戦略
当社は、世界12カ国に30の生産拠点を構えるグローバルな車体部品サプライヤーです。近年、自動車産業は電動化に伴う100年に一度の大変革期を迎えていますが、この変化をチャンスに変えられる企業しか勝ち残ることはできません。当社は強みである「開発力」「技術力」「グローバル拠点」「財務力」を更に磨き上げ、自動車メーカーを支える唯一無二のパートナーとなることで、この大変革期を乗り越え将来にわたって持続的な成長を目指します。
自動車の進化に伴い、自動車メーカーはこれまでの車両開発に加え、制御システムやソフトウェア開発に膨大な工数と投資をかけなければなりません。つまり外部リソースの活用が求められます。
そこで当社は、これまでの1次サプライヤー(ティア1)から一つ上のポジションを目指し、開発初期から量産まで一括で請け負うシステムサプライヤー(ティア0.5)へと進化することで、自動車メーカーと強固な信頼関係を築き、共に勝ち残る戦略です。
「開発力」「技術力」を駆使して難点を解決
車体の製造方法として「ギガキャスト」と呼ばれる大型のアルミダイキャスト部品が脚光を浴びています。これは一体成形で部品点数を減らし、製造コスト低減を狙ったものですが、導入には莫大な設備投資や工場新設などが必要になることから、自動車メーカーにとって障壁が高い技術です。
そこで当社は、部品点数削減メリットはそのままに、既存の溶接ラインで生産できる大型一体化技術を開発し、自動車メーカーに提案中です。
具体的には、鋼板を主体としながら、一部にアルミダイキャスト部品を組み合わせたマルチマテリアル製品や、ホットスタンプ(熱間プレス加工)を用いた大型一体化製品など、外部メーカーとの共同開発にも力を入れています。
株主還元方針DOE3.0%以上、配当性向30%以上
当社の株主還元方針は、2031年3月期までにDOE(株主資本配当率)3.0%以上とするとともに、その達成に向けた各年度の配当性向30%以上と増配の継続を目指します。
DATA
■設立 1963年3月1日
■資本金 4,656百万円
■従業員数 8,391人(連結)1,203人(単体)(2024年9月30日現在)
〒330-0854
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