テレビが選挙報道をやめた結果「起きた大逆転」 玉木雄一郎氏は「YouTube」をどう使ったのか

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国民民主党
(画像:国民民主党YouTubeチャンネルより)
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若者層は国民民主に託して政治を変えようとしている。その間を取り持ったのはYouTube。テレビでも新聞でもない。若者がYouTubeで政治を動かしたと言える。この十数年起こらなかった大変革が起きた。

まず今回の衆議院選挙での比例代表の政党別の投票数を、前回2021年と比べてみよう。

(画像:総務省自治行政局選挙部「衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調」を基に筆者作成)

前回の約4分の1が減った自民党

もちろん選挙区の結果は別だが、比例代表の投票数から全体的な傾向は把握できる。差分に注目すると今回の選挙で何が起こったかがよくわかる。自民党が前回の約4分の1に当たる533万票もごっそり減らしている。一方意外にも立憲民主党は7万票しか増えていない。自民が減った分、立民が相対的に浮上しただけだとわかる。

他にも日本維新の会の減少分と日本保守党と参政党を足した得票数がほぼ同じで、右寄りの維新が極右の新党に票を奪われたことがわかる。れいわ新選組の増加分は、共産党とみんなでつくる党(旧NHK党)の減少分の合計とほぼ同じなのも興味深い。

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