今度はスープをかけられた「モナリザ」受難の歴史 過去にはケーキやカップを投げられたことも
「モナリザ」の評価額は1200億円!?
フランスの環境活動家らが1月28日、パリのルーブル美術館に展示されているレオナルド・ダ・ヴィンチの最高傑作『モナリザ』にカボチャのスープを投げつけ、「健康的で持続可能な食べ物」への権利を訴えた。
『モナリザ』は16世紀の西洋絵画で、世界に存在する美術作品で最高の保険価値が想定され、市場に出回ることはないにせよ、その評価額は約8億6000万ドル(約1276億円)と推定され、1枚の絵としては文字通り世界で最も高額の作品だ。
『モナリザ』は来館者が酸をかけたことで破損した1950年代以来、ガラスで守られており、作品に損傷はなかった。
襲撃した環境活動家は作品の前で「どちらが大事ですか? 芸術と健康で持続可能な食べ物を得る権利と?」と主張した。Riposte Alimentaire(食べ物の反撃)と呼ばれるグループが犯行声明を出した。
折しもヨーロッパでは、欧州連合(EU)の環境規制をめぐり、農民が大規模な抗議デモを決行している最中だった。
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