実店舗の来客数が増えた成功事例とは?
今年4月、「丸善&ジュンク堂ネットストア」がリニューアルオープンした。半年が経過した今も、同ネットストアは順調に売り上げを伸ばしている。しかもサイトオープン以降、丸善・ジュンク堂書店では実店舗の来客数が増えているという。ネット販売の影響を受けて倒産や廃業する書店が続出するなかで、真逆の結果が出ているのである。それはなぜか?
●POINT:店舗での取り置きOK
丸善&ジュンク堂ネットストアでは、ネットで注文した本を店舗で受け取ることができる。会社や自宅、あるいは通勤時の最寄駅に近い店舗に在庫があれば取り置きを頼み、注文から最短約1時間で確実にその本を手に入れることができるのだ。もちろん通常のネット通販と同様、宅配便を利用して受け取ることも可能。離島も含めて送料は無料だ。
●POINT:「ついで買い」を促進
少しでも早く本を受け取りたい人は、店舗での取り置きを選択する。実際、丸善&ジュンク堂ネットストアではネットで購入した人の5人に1人が取り置きを選んでいるという。そして本を取りに来たついでに別の本も、という「ついで買い」が増えている。その結果、ネットから誘導した顧客の客単価は、通常顧客に比べ平均2倍という数字を叩き出した。
●POINT:全国約3000万冊の在庫からとことん探す
丸善・ジュンク堂書店の店頭在庫はおよそ100店舗で約3000万冊。そのほかに書店としては日本最大級の物流センターもある。丸善&ジュンク堂ネットストアには、店頭在庫まで含めたその膨大な量の在庫から注文を受けた本を探し出す「トコトンお探しサービス」がある。店頭では書店員の判断で、絶版になった本を置いておくこともあり、出版社にさえない希少本を見つけだす可能性もあるのだ。
O2Oを支えるクラウド導入プロジェクト
ネットで情報を開示し、実店舗での購買に誘導することを「O2O」という。今回の事例である「丸善&ジュンク堂ネットストア」のシステムを構築したのは、株式会社エスキュービズム、インフラに使われているのはニフティクラウドだ。システム導入時には、多くの課題やステップを経ていくものだが、O2Oの仕組み化を支えるクラウド導入には押さえておくべきいくつかのポイントがある。
たとえば―
●POINT:短納期への対処
とかくシステム案件は短納期になりがち。丸善&ジュンク堂ネットストアの場合も、要件定義からリリースまで半年もなかった。諸問題解決のための、専門的で高度なノウハウやテクニックには、協力会社や関係部署とのコンセンサスが欠かせない。
●POINT:運用と選択
O2Oの仕組み化を支えるクラウドは、システム運用と現場(オンラインとオフライン)のつなぎ目、緊急時の対応などトータルな視野でベンダーを選択すべきだ。丸善&ジュンク堂ネットストアは4月のリニューアル直後にアクセスが集中し、検索サーバーなどが相次いでダウンしたが、しかしニフティクラウドサーバーは負荷を検知してすぐにスペックを上げて対応することができた。
詳細な資料を無料でダウンロード
10月24日(木)に開催された「実践企業トップが語るO2O最前線セミナー」では、丸善&ジュンク堂O2Oプロジェクトについて、さらに踏み込んだ内容が語られた。
株式会社HON代表取締役社長工藤淳也氏、株式会社エスキュービズム取締役ソリューション事業部長武下真典氏、ニフティ株式会社クラウド事業部クラウドパートナー営業部長福西佐允氏の3氏の講演を、流通小売業界を中心にO2Oビジネスモデルに興味を持つビジネスパーソンが熱心に聞き入っていた。
講演会でも配布されて好評を博したエスキュービズムの資料「プロジェクトに潜む7つの魔物」「事例で知る! 全国100店舗とECを連動させた丸善・ジュンク堂書店のO2Oインフラ」は、簡単なアンケートに答えるだけで無料で入手できる。右側もしくは下のバナーからアンケートページに進み、是非資料を入手していただきたい。
